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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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カモそしてガチョウにトンビ
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 ピンクと黒のダイド・グースショルダー。

 ウエットフライのウイングにつかったり、
 サーモンフライのマリッドウイングやミックスドウイングにつかったりして、
 クイルウイングにつかう「おいしいところ」はほぼすべて切り刻んだ状態。

 と、
 そのような使用済みハンパモノのグースショルダーの根元に残っているファイバーを、
 スレッドに捩ってフライのボディに巻いて……、

 ピンクの腰巻き付きブラック・ボディ。

 デラックスだ。

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 純白のダッククイルをドサッとウイングにつけて、
 シルバーバジャーのコックハックル巻いて、
 アムハースト・フェザントのティペット・フェザーをシッポにつけて、

 2Xロングのフックにヒョロ長のボディ、
 そしてでっかいクイルウイング。
 フックのゲイプの2倍強の長めファイバーのハックル。

 バタ臭さいというか垢抜けないフォルムが、
 アメリカ開拓時代の牧歌的クラシック・エレガンス。

 根をつめたタイイング仕事の合間に、
 息抜きと気分転換を兼ねて、
 お戯れに巻いた私的クイルウイング・ファンシー・ドライフライ。
 
 タイイング仕事に煮詰まったら、 
 趣味のタイイングでリフレッシュ。

 机に転がっている材料の残りや破棄するような素材を適当に自由に組み合わせて、
 まかない料理的フライなんだけど、
 でもなんか妙に丁寧に気ィいれて巻く……そんな一本から、
 今夜はこのモノトーン・ピンクな即興作を。
 
 フライの名前は「シャンシャン」でぇ~す。

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 フライタイイングの素材として、
 まったくリンクすることはないであろうというその一点において、
 パンダそのものはテレビで観て「あ~かわええな~」とおもうくらいの興味しかない。

 マメ知識やけど、
 お隣のお国にはアジアに棲む幾多のキジ類のなかでも、
 比類なき神々しさと美しさを誇るキジ界最高峰ビューティなニジキジの仲間がいた。
 そのキジはかつて、
 かの地の山岳地帯に広く分布していた。
 のだが、
 ご多分にもれず環境破壊と乱獲の末にもはや絶滅寸前。
 っていうか絶滅。
 が、
 たまったまパンダと生息域が被っている地域に棲んでいたキジだけが、
 パンダの保全保護VIP待遇のおこぼれにあずかってヒトの手を逃れ、
 その地でかろうじて絶滅を免れて細々と命をつないでいるらしい。

 まさかキジの分布でこの世の不条理を垣間見るとは……、

 という話しはおいといて、
 つい最近知ったんだけど、
 「シャンシャン」の身体の本来なら白いところが、
 ここんとこ赤みがかったピンク色に変化している。
 それは、
 お母さんがひっきりなしに子パンダを舐めてかわいがるので、
 その唾液によって赤く染まっているんだって。

 話しはちょい脱線するけど、
 なんでも雄羊のキンタマの毛と赤キツネのチンコ周辺の毛は、
 長いあいだ彼らが垂れ流したオシッコがその毛にかかることで、
 ほんのり赤みがかった淡いピンクに染まっているそうだ。
 そしてその毛は、
 これこそがタップスやライトケイヒルなどのオリジナル必殺ボディ材として、
 19世紀後半や20世紀の初めころ当時は誰もがのどから手が出るほど入手したい高貴なダビング素材だったそうだ。

 と、
 そんな逸話を知ったときは、
 「うわ~、それメッチャ釣れそうスッゲエな~」
 いたく感動したものだった。

 というわけで、
 このような純天然アンモニア・ダイドによる羊やキツネの獣毛を入手したいばかりに、
 「羊のキンタマのポワポワ毛とキツネのションベンまみれのチン毛がボクものすごほしいね~ん」
 とはじけまくり、
 おかげでいろんな方にものすごい迷惑をかけてしまったケモノのウンコシッコまみれの失敗談もあります。

 現実は甘くない。
 その部位はオシッコまみれではあったが、
 それ以上に、
 洗っても洗ってもウンコまみれでもあったのだった。

 もうホンマどないもこないも……、

 さすがに懲りました。
 関係者の皆さんその節はほんとにスイマセンでした。

 しかし、
 カリスマ・ジェニングスやニンフの父スキューズといった偉大な先人たちは、
 このウンコまみれの毛をどのように洗ってはったんですか?
 それが知りたい。
 
 とまあ、
 そんな「ぼくのフライフイッシング素朴な疑問」シリーズもひとまずおいといて、
 テレビで観るたびにおもうねんけど、
 「シャンシャン」のドテッ腹の赤ピンクに染まった薄毛、
 あれいいね!メチャそそるねたまらないね。

 あの毛、
 スレッドに撚りつけてフックシャンクに巻きて~~。

 メッチャ破壊的に爆効きしたりとかして……。

 そんな視点で、
 「シャンシャン」の成長を見守りたいです。

 という話とはまったく関係ないんですが、
 お戯れ巻きのドライフライもういっちょいっとく?

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 ナチュラルなダッククイルをブワッと拡げてとめた、
 このテのフライとしてはでっかくドーンとマックス・サイズ8番。
  
 サイドワインダーというよりも、
 このまえ取り上げたジュリアナ・バーナーズ女史の原典フライズの私的現代風モダン・アレンジ系?

 初の試みとなる方法を思いついて試してみたのじゃよ。

 ボディはダビングではなく、
 トンビのクイル・フェザーをスレッドに捩って巻いた。

 こうしたノーハックルなクイルウイング・フライの構造上、
 通常通りの方法だとダビング材でないとボディが巻けないんだけど、
 いろんな小細工かまして裏技連続で、
 あえてクイルボディでスラッとしたボディ巻いてこましたった。

 だからどうなんだ?
 って話なんですが、
 ちいさな発見おおきな自己満足…の作例です。

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 ナチュラルのダッククイル。
 クイルウイングとして使える部分はすべてつかってしまった状態。

 しかしアレですね、
 トンビのセカンダリークイルの「クリーミーであったかい感じのダン色」ボディは、
 スタンダード・ドライフライをよりいっそう艶っぽく魅せてくれるオシャレさん。
 ぼかあトンビにくびったけ。

 耳より情報ですが、
 北海道各地の河原は高品質なトンビの羽根しょっちゅう落ちてるでえ。
 同好諸氏におかれましては釣り行ったらキョロキョロしながら河原歩きなはれ。
 その気になって探したらエエのん拾えるでえ。

 

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