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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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近況フライズ
 我が家には、
 まだハサミも入れていない、
 いろんなトリの羽根がまだまだたくさんある。
 すでにさんざんつかった羽根についても、
 脳内でずっとくすぶっているイメージやアイディアなどなど、
 やりたいことの半分もできていない有様。
 そのくせ、
 やればやっただけ、
 つかえばつかうだけ、
 あとからあとから新しい課題や試したいアイディアがどんどんどんどん湧いてくる。

 どないせえっちゅうねん?
 
 と、
 そんな焦燥感のまま、
 年月だけが無情にも早瀬のごとく流れていく。

 作業場のそこらじゅうに転がっている羽根や、
 大切に仕舞いこんでいる羽根たちを眺めるたび、
 「はよつかってよ」と日々責められているようだ。

 そんなわけで、
 ちょいまえの当ブログにて、
 フルドレスサーモンフライ・タイイングにつかうような希少な羽根を収集するのは、
 じぶんはこれでひと段落させたい、
 というようなことを書きました。

 すべてを使い尽くすのはもはや不可能だとしても、
 せめて、
 ご縁があって我が家に来てくれた羽根たちは、
 責任もってなんとか納得のいくようにカタチにしていきたい。

 もはやアレヤコレヤ収集に走り回っているばあいではない。
 アレもコレもソレも我が家にたくさんあって、
 つかわれるときを待ってくれているのだ。

 急がねば……。

 と、
 そのような心境になるたびに、
 いつもどういうわけだか、
 どこからともなく、
 ある日いきなり、
 予期せずして、
 ワタシの羽根気分をグラグラ沸騰させるような最高のブツが、
 まるで我が家に舞い降りてくるかのように集まってくるのは……なんでなのか?

 この、
 自分の想いとは相反するけど「夢なら覚めるなラッキー現象」は、
 なにか法則でもあるのだろうか?

 「なにごとも追えば逃げる」の反対なのか?

 いつもいつも不思議で不思議でしかたがない。

 そんなわけで、
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 この羽根を、



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 光のあたる角度をすこし変えてみると……、

 ね、
 まるで手品みたいでしょう?
 Swinhoe's Pheasant ←Youtube

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 キジ羽根ワールドのブラック・ダイヤモンドやで~。

 大切に慈しみながら、
 しかし大胆に、
 ズッコンバッコン使わせていただきます。

 本当にありがとうございました。

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 はなしはガラリとかわって、
 コレがワイの2018年シーズン最新スレスレ大物キラー・フライのひとつやで~。
 
 といってもお馴染みのキャッツキル・スタイルそのまんま。

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 ロングシャンク・ヘビーワイヤの8番以上のフックサイズに、
 ほんとにパラッとコックハックルをハックリングしているだけ。

 そしてボディは「ミニオストリッチ」をダビング?

 フロータントはつけません。
 
 そのため、
 着水後ほんのしばらくは表面張力で水面膜に引っ掛かるようなかんじでどうにか浮くけれど、
 すぐに流れに揉まれて水面直下にフワ~ッと沈んでいく。
 これがミソ。
 ものすごくミソ。

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 そしてビーズヘッド・アダムス?

 オストリッチやトンビをワイヤーで捩じって巻いたボディに、
 グリズリーと茶色のチカブーをパラッとハックリングしたソフト(過ぎる)ハックル仕様です。
 
 冬の夜長、
 なにか目的があって巻いたわけではなく、
 手慰みのお戯れに巻いたお遊びフライ。
 サカナを釣るというよりも、
 むしろ同行者を笑わせてやろうというウケ狙いだった。

 のに、
 「流れをニンフやウエットフライで探って歩く」釣りの場面で、
 ボックスをあけて「さて、なにをつかおうかな?」と迷ったとき、
 どうしてだか、
 ついついコレを摘まんでしまうのは、
 なんでか?

 ワタシ、
 つくづくおもったんですけど、
 アダムスの配色って、
 もちろん実際に効くことにいまさら異論はないけれど、
 それ以上に、
 このいかにもな配色のアダムス・カラーは、
 使う側の人間の心理や気持ちにこそ効果があるんじゃなかろうか?

 だからこそ釣れるんとちゃうの?アダムス。

 アダムスは「信じる者は救われる」を地で行くフライやなと、
 あらためてつくづく思いました。
 
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 おっとろしい迫力のマグナムサイズ。
 4Xロングシャンクの4番とか6番とかのヘビーウエイテッド・アダムス?。

 もちろん大物狙いなんだけど、
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 こんなフライにチャイルド・サイズもガンガン喰ってくる。

 で、
 それが難点といえば難点。

 ドライフライならヤングが飛び出してきても合わせないでやり過ごしたり、
 フライがでかいとフッキングしにくくなるのであまり目立たないけれど、
 ニンフだとどんなアタリでもビシーッと合わせちゃうので、
 チビッ子も頻繁に掛ってしまう。

 フックサイズがでかいのと、
 シャンクが長くて、
 かつヘビーウエイトなので、
 サカナにフッキングしたとき、
 フックの掛りどころによっては傷が深くひろがってしまいがち。

 ときどきとても痛々しい。
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 なので、
 このようなフライこそバーブレス必須というか最低限の礼儀だ。

 と、
 言い切りたい。

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 おとつい、
 このオレノ・チェルノを荒瀬にブッ込みながら釣りをしていて、

 「どんなフライで釣っちぇるの?」
 「いま、チェルノつかっちぇるの」

 というダジャレをとつじょ思いつき、
 ひょっとしてじぶん、
 天才とちゃうか?と勇み立ち、
 コレぜったいブログに書こうとおもって、

 いざ書いてみたら……ものすごく寒いばかりで……北風ビュービューで……、

 ちょっと、
 納涼になりましたか?

 それはさておき、
 あの震災と原発事故があったとき、
 仲良くしている釣り雑誌の編集者と話していて、
 「これからはチェルノブイリ・アントなんて不謹慎な名前はもうつかえないですよね」
 という話しをしてドヨ~ンと沈んでいたけれど、
 
 いまは逆にガンガン不謹慎ネーミングつかったほうがいいと思ってる。
 だって、
 風化防止にうってつけじゃん。

 不謹慎だなんだと正義ぶって封印して、
 そして忘れてしまうことのほうがよっぽどナニじゃん。

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 アンニュイな昼下がりのチェルノブイリ・アントがある風景。

 しかもコレ、
 ロイヤルなチェルノやねん。

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 純白のウイングをブワッとひろげて、
 紅いボディの両端はピーコックハール仕様です。

 モチーフはもちろんロイヤル・コーチマン。

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 触角がかいらしくて大変お気に入り。

 なので、
 最近のワイのフォーム製フライのほとんどは触角つき。

 といって、
 触角があってもなくても効果にまったく変わりはない。

 んだけど、
 触角が付いているだけで、
 無機質なフォームに表情がでてくる。
 水辺でフライをティペットに結びつけながら「かわええな~」とおもってニマッとしちゃう。

 この萌え気分だいじやで。

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 ロイヤル・チェルノばっくり丸飲みの午後。

 口元から黒いゴム紐をのぞかせなびかせて、
 透明な流れを元気いっぱい走り回る午後。

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 アンタ、
 いまさらあらたまってなにゆうてるねん?て話しやけど、

 フライフイッシングて、
 ほんまにおもろいなあ。

 ホンマつくづくそない思わざるを得ない今シーズンの釣りの日々です。

 
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