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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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本日晴天なれど風強し
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 初夏のころ、
 友人とふたりで初めて訪れた川にて。

 クルマを止められて、
 そして川に下りられる場所を探していたとき、
 「あ、ココいいじゃん」
 なんつって川べりのちょっとした広場にクルマを止めたら、
 この貼り紙が目についた。

 赤字で、
 ビックリマーク連打で、
 なかなか強い調子で、

 「川を汚さない !!
 ゴミは捨てない !!
    釣りマニアへ」

 とある。

 ふたりして、
 この貼り紙をこの木にくくりつけた方は、
 きっとこの川べりに広がる広大な畑の土地所有者の方であろうと察した。
 そして、
 性格は朴訥で口調はキツイかもしれないけど、
 ほんっとに根っから優しい良い人なんだろうな、
 とプロファイリングした。

 この広場の立地といい、
 クルマの駐車しやすさといい、
 川へのアクセスの容易さといい、
 ここにはひっきりなしに釣り人のクルマがとまっているのだろう。

 なかには、
 見下げはてるような恥知らず厚顔無恥もいるだろう。
 っていうか、
 きっとその確率は高いだろう。

 過去には腹に据えかねることも多々あったにちがいない。

 じぶんの土地なんだから、
 いっそここにロープでもはって、
 立ち入り禁止にしてしまえば話しは早い即解決。

 だがしかし、
 それではあまりにも……、

 でも、
 せめて最低限のマナーだけはいわせてくれ、
 そして守ってくれ。

 という、
 包容力というか器の大きさが、
 この貼り紙の提示の仕方と、
 たった2行の文章と文体から滲み出ているようにおもった。

 日ごろ、
 このような土地所有者の方々の黙認のご厚意に甘えさせていただいて、
 あちこちの川べりの私有地などに、
 せいいっぱい遠慮しながらクルマを駐車させていただいているだけに、
 この貼り紙全体からかんじられる、
 ヒトとして裏表のないストレートなかんじが、
 感謝の気持ちに届いた。

 だって釣りマニアだもの。

 人に届くメッセージとはかくあるべしと教えられる、
 とても良い貼り紙。

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 「うっわコレ甘納豆ヴァージョンやんけ~」

 昼の弁当に奮発して「お赤飯」を購入して、
 食べるのを楽しみにしていた。
 正午、
 水辺の倒木に腰掛けて、
 満を持して「さあいただきましょ」とベストの背中から出してみれば……、

 「あ、ビゼンさん甘納豆キライっすか?」
 と、
 生まれも育ちもオホーツクの友人が言った。

 「ちゃうがな、甘納豆自体は好きやがな。でも赤飯には載せんといてほしいねん。
 やっぱ赤飯は小豆とゴマシオとちゃうん?」

 「いいえ、甘納豆と赤飯の組み合わせの甘辛いかんじがたまらないんですよ」

 当地ではこれが普通なんですよと、
 これが伝統の味ですよと。

 郷に入れば郷に従え。

 「わかっちゃいるけれど……」
 
 まっさきに甘納豆だけぜんぶ食って、
 あとから赤飯だけ味気なく食った。
 甘納豆が赤飯に載っていた部分の、
 甘納豆の甘さが赤飯に染みちゃってるところが……ビミョ~なんですゴメンネ。

 なんて、
 こまかいことをグチグチ言うのはとても野暮。
 わかってまんがな器ちっさいでんがな。
 
 でも、
 できればギブミー ・ ゴマシオ。

 文化のちがいとは、
 こういうことだ。

 なので、
 どっちがどうだと主張するって…それってどうよ?、
 って話しだ。

 どっちも正しい。

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 ところで、
 TMC102Y の9番が復活したのって、
 一昨年だったっけ?

 ティムコすっごいえらい!

 このすばらしい英断に、
 僭越ながら道民フライフイッシャーを代表して、
 惜しみない賛辞を送らせていただきます。

 なんつって、
 甘納豆のお赤飯ごときにグチグチ言ってるような余所者で、
 しかも移住してたたった10年しか経ってない新入りのくせに代表ズラしちゃって、
 テメー調子こいてんじゃね~って話しですよねスイマセンスイマセンスイマセン嬉しすぎて調子こきました。

 まだまだ復活してほしいハリとサイズい~っぱいあるよね~~~~み~なさんっ。

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 この夏くらいから、
 とくに10番以上サイズの大型フックにパラシュート巻くときは、
 このようにポストの基部にちいさなダビングを施して、
 そのうえにポストを挟んでスレッドで巻き止めている。

 でっかいサイズのパラシュートは、
 とかくつかっていると知らぬまにポストが傾いでしまいがち。
 しっかり確実に巻き止めるのはなかなか難儀なことだった。

 が、
 ちょこっとダビングひと手間で、
 ポストをガッチリ固定できるだけでなく、
 ポスト基部にほんのすこしダビング材の重量がくわわることで、
 着水時と水面でのバランスもすっごく良くなった。

 ついでに、
 フローティングニンフなどの盛り上がったソラックスとか、
 テレストリアルのバルキーなボディの下地とか、
 フライのフォルムってところでも、
 いろいろ都合良いこともたくさんあって重宝してる。

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 あとは、
 どのようなパラシュート・スタイルでもお好みで……、

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 ここで巻いたのは、
 チリチリに縮れた太めのジーロンをブワッとひろげてスペントウイングに巻いたスタイル。

 蛍光灯の明かりの当たる角度をちょい変えて眺めてみると……、
 こんなにも印象が異なる。
 
 太陽光だともっとナマナマしく反射しながらスペントウイングの様相が刻々と変化する。

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 ピンボケご容赦。

 カディスでもセンブリでも蛾でも、
 初夏から初秋のころにワンサカ浮いて流れてジタバタもがき震えて水面を振動させている、
 このテの虫たちのデルタウイング的スペントとして、
 たいへん使い勝手のよろしい、
 かつ良く効くおススメなユニバーサル系パラシュート。

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 ちなみに隣の真っ黒な極太ボディのソフトハックルも、
 やはりTMC102Y の9番に巻いてある。

 キジ界のブラックダイヤモンド「スゥインホウ・フェザント」の青っぽく黒光りするネックフェザーのハックルと、
 ジャワ・ピーコックのコッパー色に輝くハールに黒のオストリッチの組み合わせボディという、
 なかなかにゴージャスなカスタム・スペシャル・自己満足炸裂ビートル型ソフトハックル・フライ。

 自己満足のないフライフイッシングなんて……自己満足ばんざい

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 黒のジーロンとミラージュ・フラッシュを一本いっしょにねじってボディに巻いたスタイル。
 やはりTMC102Y の9番。

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 そして、
 このフライを止水にそっと浮かべて……、

 カポーンカポーンとクルージングしながら2度ライズして、
 3度目は2メートルほど先に浮いていたこのフライにカッポーンと出てしてやったり。
 掛るやいなやビュワーーンと走ってギィーーーンとリールを鳴らしてとってもときめいた。

 全身コレ健康体の筋肉美ってかんじ。

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 夕暮れまえ、
 魚体をちょいくねらせて、
 陽の光のあたる角度がチラッと変わっただけで、
 もう眩しいほどにギラッギラ。

 なんと美しく神々しい命の輝きでありましょうか。

 惚れ惚れ見惚れちゃうYO。

 このニジマスのような40センチちょいくらいの、
 体力気力共にいまこそピークって年代の溌剌とした野性のニジマスを相手に、
 ほどほどのスケールの変化に富んだ釣り場で、
 5番程度のシングルなライトタックルをつかって、
 各種各サイズいろんなフライをつかって、
 さまざまなアプローチを駆使しながら釣っていると、
 ほんっとに贅沢な釣りしてるな~なんて、
 北海道に移住して10年目にしてつくづくおもうようになった。

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 とうとつに、
 ヒグマの金毛をバッサーッとアンダーウイングにした、
 もはやお馴染みの私家版マドラーミノーのロングシャンク6番くらい。

 今シーズンもまた、
 ヒグマの毛をアレコレしつつ、
 同時進行でジーロンもナンヤカンヤしつつ、
 そしてボクおもったんですけど、

 天然の動物の毛と化学繊維を比較するなんてナンセンスもいいとこなんだけど、
 な・ん・だ・け・ど・
 陽の光の透過とか屈折とか反射とか、
 そういうのばっか気にしながら、
 この両素材をいろ~んなフライに巻いて、
 いろ~んな状況で、
 いろ~んな方法でバンバカ使い倒してきて、
 すっごいおもったんですけど……、

 ジーロンて…ヒグマの毛にビックリするほど似てる気がするときがある。
 それがワタシの持~論。


 このシャレをこそ言いたいがために、
 ここまで一生懸命綴ってきました。

 それでは今夜はこのへんで……。

  
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