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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ダーク・ヘンドリクソン
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 一見すると茶色としか見えないハックル。

 しかしよ~く見ると茶色のようで茶色でない。

 錆びた鉄のような色?

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 そんなハックルを光を透かすとなんかヘン。

 赤茶色っぽいのに灰色っぽいビミョ~な透明感?

 それはまるで陽の光を透かしたマダラカゲロウのダンの翅の色。

 これが純正ダークヘンドリクソンに指定されたハックルの色。

 キャッツキル・ドライフライ花盛りの時代、
 ブルーダンのコックハックルとともに、
 うるさい目利きの好事家たちが血眼になって探し求めたハックルのひとつ。 

 と、
 それはさておき、
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 ダークヘンドリクソンの発案者となるロイ・スティーンロッド御大の巻いたキャッツキル・スタイルは、
 ハックルを二枚裏表にハックリングして、
 わざと放射状にハックルが広がるように巻いているのが写真からもわかる。

 水面でのバランスの向上を目指して、
 このようにハックリングしたのだそうだ。

 そして、
 そのような構造のハックルを、
 ウッドダックのバンチウイングの後方にハックリングしているところも、
 これにかぎらず御大のキャッツキル・ドライフライの特徴のひとつだとおもう。

 対して、
 ここで巻いた不肖ワタクシのダークヘンドリクソンはハックルを一枚のみ、
 しかもウイングの前後に7~8回転パラッと垂直にハックリングしただけ。

 こうしたスタイルのドライフライを、
 水面高く浮かせようなどとは微塵もおもっていないからだ。

 なんて、
 えらそうな講釈もさておき、

 ひっさびさにTMC5210 の 12番!をバイスに挟んで、
 とっておきの秘蔵ハックルとボディ材をつかって、
 これまたひさびさにダークヘンドリクソンを巻いてみましたよ。

 キャッホるんるん みつぐ超ハッピー。

 わざわざ調べてナイスな情報をくださった方、
 そして貴重な手持ちをおすそ分けくださった方、
 格別のお心遣い甘えさせていただきました。

 本当にありがとうございました。

 そ・し・て・
 ダークヘンドリクソンのボディのオリジナルレシピは「茶色がかった灰色キツネの腹の毛」をダビングしなさい、
 と指定されておるわけですが……、

 そんなレシピ指定と、
 このフライのモデルになったマダラカゲロウのボディの色合いなどから推察してみるに、

 もともと本家がダークヘンドリクソンのボディに求められた色調が、
 「ほんのりピンクがかった淡い茶褐色」
 ということであ・れ・ば・

 個人的にはトドの毛のアンダーファーをこそ、
 この名作スタンダードのボディとしてぜひともダビングしたい。

 火照ったヒト肌ピンクをおもわせる小麦色?
 なんとも独特な色合い。
 その繊維はきめ細かく繊細で、
 ダビングすれば繊毛のように微かに毛羽立ち、
 そしてなによりあふれんばかりの透明感……。

 武骨な針のような剛毛ガードヘアーの下に密生している、
 官能的でさえある色調と質感をした柔らかなアンダーファー。

 トドの毛のアンダーファーをダビングするたびに、
 このダビングを当時のロイ・スティーンロッドやプレストン・ジェニングスらが見たら、
 どのようにおもうだろう?

 な~んて、
 浪漫を馳せるわけでございます。
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