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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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小春日和な冬の日に脈絡なくタイイングデモ的なことを語ってみるアンニュイな午後のひととき
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 濃淡シマシマ模様な「蚊」を表現したスタンダード・ドライフライ「モスキート」と、
 ウォルト・デットのモンカゲ・スピナーを模したドライフライ「コッフィン・フライ」を、
 足して2で割らないでブラッシーでスモーキーなダン色ハックリングで半透明かつ渋め色味を効かせて、
 どことなく「クイルゴードン」風のクイルボディでもあるけれど、
 そのじつポップでミルキーなダンダラ模様ボディのきつめテーパーはライトケイヒルやグレイフォックス的。
 で、
 バンチウイングにつかったティール・ダックのフランクフェザーの鮮烈シマウマ・ゼブラ模様が、
 ハックルの繊細で枯れた味わいの渋い色調イメージをすっかり台無しにしているヤンチャな存在感。

 そんな、
 私家版キャッツキル・ドライフライの作例。

 というわけで、
 毎年冬のオフシーズンになるとはじまるタイイングデモ講習では、
 いつもクッソエラそうにわかったような能書きとか垂れ流しながら、
 あれこれフライを巻く様子をはばかりもなくご披露させていただくわけですが、
 そのときに巻いたフライはもちろんぜんぶ、
 ご参加してくださった方々にプレゼントというか、
 ジャンケンとかで勝ったモン順で好きなのをお土産にしていただいている。

 なんだけど、
 せっかく参加してくださったのに、
 それだけじゃなんかちょっとさびしい気がして、
 いつのころからか、
 シーズン中につかったフライをつめこんだボックスをいくつか、
 そっくりそのままつかったまんま丸ごと持参して、
 そのなかから気に入ったのや参考になりそうなのを何本かプレゼントさせてもらってる。

  皆さん、
 ワーワーゆうてフライボックスのなか覗きこんでマジ目線で選んで摘まんでいきはる。
 いつも、
 その日いちばんの盛りあがりになる。

 でもねえ、
 テメーのフライボックスを全面開放しちゃうって、
 ぶっちゃけ、
 じぶんにとっては「もうどうにでもな~れ~」完全開き直りの心境です。

 はっきりゆうて、
 これほどコッパズカシイものはありません。

 なんちゅうてもスッピンもスッピン、
 隠し事いっさいなし。

 フライボックスって、
 考えてみれば我々フライフイッシャメンズ&ギャルズにとって、
 そのひとの釣りの嗜好と傾向のみならず、
 性格や生活、
 さらに人間性まで、
 なによりも正直に映し出す鏡のようなもの。

 といいつつ、
 シーズンが終わったこの季節のワイのフライボックスはいつも、
 もはやグッチャグチャしっちゃかめっちゃかのカオス状態。

 ほとんどのフライにはティペットの切れ端が結ばれたまんま。
 ガンガン使い倒されてサカナの歯や障害物に擦り切れボロボロ、
 手入れもされずボックスのなかに無造作に詰め込まれたフライはクッチャクチャ。

 はっきりゆうて、
 シーズンが終わっても、
 こぎれいなフライが一糸乱れずズラ~ッと整然と整理されて並んでるフライボックスなんか、
 ワタシ釣り行ってませんてゆうてるようなもんやんけ、
 これがホンマモンの「リアル」っちゅうもんやで、
 などとうそぶきつつ……、

 なんだけど、
 もしじぶんが逆の立場なら、
 クッソエラそうな能書きとお手並みを長々拝聴拝見したあとに、
 スッピンのとこ見せてもらえたら、
 より「リアル」で、
 ナマナマしく、
 赤裸々なかんじで、
 釣り気分タイイング気分はグッともりあがりイメージはパンパンに膨らむだろうなと、
 そのようにおもうのです。

 有益かつ実用的なタイイング情報や最新テクニックを学び知ることも大事やけど、
 なんちゅうかこう、
 クワ~ッと釣り気分やタイイング気分が盛りあがって、
 これからの長い冬のオフシーズン、
 夜な夜な熱く、
 そして愉しく過ごせるような、
 そんな「気分」もまた持って帰ってもらえたら、
 タイイングデモ冥利に尽きるってもんです。

 そ・し・て・
 これは自分話しですけど、
 タイイングデモが終わって自宅に帰宅するやん、
 そんで、
 もっていった荷物とか道具とか開くやん、
 そのとき、
 おそるおそ~る、
 スッカスカになったフライボックスをそ~っと開くわけですよ、
 恐いもの見たさなかんじで。

 皆さん、
 どんなフライを選んで摘まんでいきはったんやろか?
 なんつって……。

 これ、
 ワタシにとっては、
 フライを巻いたじぶんにしかわからないけど、
 いろんな釣り人の方々のフライの嗜好ってところで、
 ものすごいリアルでナマで雄弁な、
 なによりも得難く貴重な情報源でもあり、
 また「やる気」とモチベーション維持の源にもなっております。

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 今年のシーズンはじめから初夏のころにかけて、
 熱烈マイブームだったラバーレッグなフォーム系フライのひとつ。

 濃緑色の苔のようなボディ末端は、
 ピーコックハールをフォーム材に貼り付けるようにして植え付けた。
 さらに、
 レオンのウイングもラバーレッグもフォーム材に巻き止めるのではなく直接植え込んだ。

 名づけて「盆栽スタイル」
 巻いたというよりも、
 素材を植栽した夏型ハルゼミ?の爆裂4番サイズ。

 このフライも、
 特大ボックスのなかにボロッボロに疲れ果てたようなのが2本残っていたはずですが、
 あとで確認したところ、
 先日のデモにご参加くださった方のお宅にもらわれていっておりました。

 ありがとうございました。

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 そして、
 ことしの初夏のころまでは、
 このようなチェルノブイリ・アント系のミュータントでアバンギャルドなフォームの蟲作りが、
 たしかに破竹の勢いで熱いマイブームだった。

 そのころの当ブログでも何度か、
 そんなような話しもしました。

 にもかかわらず、
 先週おこなわれたタイイングデモにおきましては、
 フォームのフォの字もでてこず、
 ひたすらハックルばっかりいじくって、
 ピーコックハールがものすごい勢いでネジネジ捩られておりました。

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 いままた、
 天然羽根素材が旬。

 ハックルにタックル。

 などとワケわからんことをいいつつ、
 次回のタイイングデモでは、
 シレ~ッとまったくちがうことを熱く語るかもしれません。

 それは自分にもまったくわかりません。

 すべては、
 じぶんのそのときの「釣り気分タイイング気分」に導かれるままに……。

 先週のタイイングデモにご参加くださった皆さん、
 ほんとにありがとうございました。

 そしてこの冬、
 これからのタイイングデモに参加してくださる皆さん、
 どうぞよろしくお願いいたします。


 
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