FC2ブログ
BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201903<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201905
2019年カレンダー販売のお知らせ パート3 特大号
181216 (1)1

 まずはなにをさておき、
 2019年カレンダーをお買い求めくださった皆々さま、
 ほんとうにありがとうございました。


 お寄せいただいたいろんな感想のお声に、
 ニッッタアとほくそ笑んでみたり、
 はたまた頬赤らめたり、
 胸がキュンキュンだったりと、

 なんともうしましょうか、
 もうひたすら感謝です。

 そ・し・て・
 2019年カレンダーまだまだ熱烈販売中!
 です。

 送り先を明記のうえ、
 bizen-m@olive.plala.or.jp
 まで、
 ご注文お待ち申し上げております。

 または、
 プロショップ札幌「テムズ」でも店頭販売および通信販売いたしております。、

 なにとぞよろしくお願いいたします。

 
 さて、
 というわけで、
 ご購入くださった皆様へのささやかなお礼と、
 販売促進活動を兼ねて、
 このカレンダーに載せたフライのなかから、
 今回はこの羽根にスポットを当ててお送りいたします。

181216 (2)2

 当ブログでは、
 もはやお馴染みの「ワシミミズク」英名「ユーラシアンイーグルアウル」のセカンダリークイル。

181216 (3)3

 この羽根のファイバーを数本、
 ゴールドワイヤーでもいいし、
 ゴールドティンセルでもいいし、
 ここではゴールドフラッシャブーつかったけど、
 そのような金色のヒカリモノといっしょにボディ末端に巻き止めて……、

181216 (4)4

 両方ともダビングツイスターにスレッドでくくりつけて、

181216 (5)5

 いっしょくたにクルクルッとねじって、

181216 (6)6

 ボディに巻くと、
 ねじり飴のようになった金色のヒカリモノが、
 単純にリビングしたいつものスタイルではなく、
 フサフサのワシミミズク・クイルボディのあいだから、
 らせん状のマダラ斑点模様になって見える。

 クイルをねじってボディに巻くことで、
 メリハリと凹凸感のある昆虫の体節を表現しながら、
 そこに絶妙なキラキラ斑点模様が浮かび上がるので、
 この作業ものすごく愉しい。
 しかも簡単簡潔。

181216 (7)7

 まずはクイル材をウイングケースにかぶせたスタンダードなニンフフライ。

 往年の名作スタンダード・ニンフ「ゴールドリブド・ヘアーズイヤー」ならぬ、
 「ゴールドスポッッテッド・アウルボディ・ニンフ」

 このボディが完全に濡れると、
 ワシミミズクのクイルの繊毛が、
 いかにも本物のメイフライ・ニンフの鰓ちっく。
 そしてクイル自体の透明感とあいまって、
 金色の下地と模様が自然な感じに浮かびあがって、
 たまらなく生々しい質感リアル。
 
181216 (8)8

 そして御大ポーリー・ロズボロちっくなファジー系ニンフ。

 ボディの作りはまったくおなじ。

 ウイングケースには黒のマラブーの先っちょの束をチョコンとつけて、
 ソラックスのダビングをバッサ~と毛羽立たせてファジー感アップ。

 羽化直前、
 真っ黒に変化して盛りあがったウイングケースに、
 イマージングガスが溜まってパンパンに膨らんで、
 四肢をふんばりながら、
 川底から浮上しようともがき流れるイマージャー的ニンフ。

 
181216 (9)9

 これもまたボディの作りはまったくいっしょ。

 羽化直前、
 水面直下もしくは水面膜の裏側に浮上した刹那、
 ウイングケースがいましもパカッと割れて、
 殻の中からダンが出てこようとする状態をファーネスのハックルで表現した、
 ソフトハックル的でもありイマージャー状態でもあるフライ。

 水面直下ニンフのゴッドファーザーかの「G.E.Mスキューズ」スタイルなイマージャー。

 と、
 そんな小難しいことはおいといて、
 10番から14番くらいのコレを、
 普通の渓流のドライフライ・シーズンに、
 アトラクター的にドライフライとまったくおなじように釣りのぼりながら、
 しかし水面直下を流してみ・・・・・・メッチャ効くでえ。

181216 (10)10

 もちろんコレもボディの作りはまったくおなじ。

 ウッドダックのフランク・フェザーをダウンウイングに巻き止めた、
 ライトケイヒルちっくなフェザーウイングのウエットフライ。

 スイングもよし、
 ナチュラルドリフトもっとよし。

 そして、
 意外にもこのハックルがパラッパラのスッカスカのまんま、
 フロータント擦り込んで水面に浮かせると、
 ときどきものすごく素晴らしくグッド。

 顆粒状フロータントもしくはスプレー的フロータント推奨。
 ワシミミズクの濃密な繊毛が、
 このテのフロータントをしっかり染み込ませ抱え込むのじゃ。

 そして、
 ハックルで水面に浮かせるというよりも、
 ボディで浮かせるのじゃ。

 これがミソなのじゃ。

181216 (11)11

 で、
 川底から中層を流れ下りつつ、
 水面直下に浮上して、
 水面膜に絡みつくように浮きつつ……、

 とうとう水面のうえにハッチ。

 トラディショナルなライトケイヒルの私家版ワシミミズク・クイルボディ・スタイル。

 もちろんコレもボディの作りはいっしょ。

 どのようなスタイルのフライのボディに巻いてもサマになるというよりも、
 絶妙な、
 たまらない生命感で、
 浮かせても沈めても機能性に富んでいて、
 しかもドキッとするほどリアル。
 そして、
 巻いていて全然飽きない。
 作業自体もすごくおもしろい。

 ワシミミズク・クイル超グレート。

181216 (12)12

 そんなわけで、
 じぶんの現在の釣りとタイイングに、
 ものすごい影響を及ぼしているこの羽根で巻いたフライを、
 我がカレンダーに載せないわけにはいかないのでございました。

 そして、
 そんなフライと共に載せたカレンダー写真のニジマスは、
 ある晴れた春の日の真昼間、
 軽やかに流れる深瀬の瀬頭で、
 カパッカパッと静かな乾いた水音をたてて、
 盛んにライズを繰り返していた豊満なメス。

 しめしめとほくそ笑みながら、
 ワシミミズク・クイルのライトケイヒル10番を投じてみましたところ、
 「カパッ」
 秘めやかな、
 微かな水音ではありますが、
 脳の奥でいつまでも響いているカイカンの水音をたてて、
 吸い込んでくれたのでございました。

 で、
 そんな忘れえぬ我が追憶のイッピキを指して、
 「このニジマスのやさしげな瞳がとてもキレイで印象に残りました」
 というご感想をお寄せくださった方がおられました。

 このカレンダーを通して、
 いろんな方々の、
 いろんな視点を垣間見させていただいて、
 そのような見方もあるのかと感慨深く、
 ミツグほんとに愉しゅうございます。


 
181216 (13)13
 
 ま~だまだいくよ~。

 マーチブラウン風なスタンダード型クイルウイングの私家版ウエットフライ。

 もちろんコレも、
 さっきまでのフライとボディの作りはそっくりそのまんま同じ。

 このボディに、
 どんだけハマってるねん?
 ちゅう話しやけどメッチャはまってます。

 181216 (14)14
 コック・デ・レオンのセカンダリークイル数種と、
 ニジキジやアンダーソンなどエキゾチック系キジのセカンダリークイルなど、

 ウイングにはクイル素材各種をつかったけれど、
 ボディの作りはぜんぶおなじ。

 どれもみんな馴染んでるでしょ。

181216 (15)15

 本流の春、
 「ここ、ぜったいおるやろ」と信じて、
 春一番はこのフライでこそ釣りたいと、
 私家版マーチブラウン風8番をティペットに結び、
 流れの筋を読みつつ、
 しつこく粘りまくって、
 ようやくフライがス~ッと川底に向かう流れにはいった感じがあって、
 これは……、
 とおもって緊張しながらスイングさせた瞬間、
 ヌンッて感触で、
 いきなりギイーーーンとリールが逆転してがっちりフッキング。
 
 厳つく猛々しい当地ご自慢のオスのニジマスが、
 真っ赤なヒレをブワッとひろげて怒り狂っている姿に身も心もトロけながら、
 本格的なシーズン到来の喜びと期待で胸いっぱいになった、
 今シーズンのはじめでございました。

 と、
 このように、
 すばらしく個性に満ち溢れた、
 なんともいえない表情豊かな野性のニジマスが、
 我がフライをくわえて怒りまくっている麗しのお顔が、
 各月これでもかといわんばかりに並んでいるのが、
 このカレンダーの特徴です。

 こんなブログのちっこい写真で見るより、
 カレンダーのでっかい写真ものすご迫力あるで~。

 そして、
 フライもでっかい写真で細部がよくわかるので、
 ボクちょっぴりハズカシイ。

1812171.jpg

 と、
 そのような入魂作のカレンダーに、
 たいへん僭越ながら、
 また分不相応ながら、
 当社25周年記念カレンダーというところにかこつけて、
 「年月を積み重ねるということはどういうことか?」
 そしてもうひとつ、
 「ワタシにとってフライフイッシングに求めたい本当の愉しみとはなにか?」
 という自分自身への問いに対しての、
 現時点での自分なりの言葉にしにくい想いをも、
 そこはかとなく織り交ぜてみました。

 まだまだご注文お待ちしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 


  
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.