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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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スパシーバ
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 "Veilin' BUBO" Tied on # 9/0
 邦題「縦縞ワシミミズク」

 いま、
 お外はマイナス12度なんだってよ。

 あさ、
 「さあ!きょうも巻くで!」
 と気合を入れて飛び起きて、
 テキパキテキパキ準備して気分を高めて集中して、
 ものすごい仕事モードのときの経済活動にやることはフライタイイング。

 あさ、
 「はあ~、なんもやる気しね~」
 とダラけまくってグダグダ起きて、
 ダラダラダラダラ時間を無駄に垂れ流して沈澱して、
 ものすごいサボリモードのときの現実逃避にやることもフライタイイング。

 なんでやねん?

 そんな冬の日々、
 お戯れの戯言をいくつか。

 さて、
 マニアなコレクターさんたちが血眼になって探しているとか、
 オークションに出品すれば高値がつくとか、
 そんなたぐいのプレミアお宝ではないけれど……、

 ちょっと、
 見せびらかしちゃう。

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 いちばん上から、
 ダーデブルの黄色地ファイブスターの卵型。
 これねえ、
 どういう経緯で我が家にあるのか、
 さっぱり記憶にないの。

 まるっきり憶えていないけれど、
 我が家のお宝ルアー陳列棚のスプーン・コーナーのVIP席に鎮座していらっしゃる。

 眺めていると、
 なんだかウキウキしてくるお気に入りスプーン・コレクションのひとつ。

 もはや、
 じっさいにつかうことはないだろうけど、
 いつのまにか手元にある往年のルアーたちを並べておいて、
 ときどき眺めたりするの、
 すごく好き。

 そしてそのしたが、
 アワビの貝殻を削って成形したスプーン。

 んで、
 さらにそのしたがカスタム・メイドなリアル系ミノープラグ2本。

 ダーデブルはべつとして、
 じつはこれらのルアーを製作したのはなんと、
 アワビ・スプーンのほうはカクヒロ・バンブーロッドの野中角宏さん。
 そして、
 ミノーのほうはティムコの嶋崎了さん。

 しかも御両人ともに、
 イケイケ二十代後半!のころ血気みなぎってはった駆け出し時代の作品。

 若気の至りここに集約せり、
 といいたい作品たちだ。

 貴重やろ?

 と、
 おふた方を知っている人がこれを見ればなんとも感慨深くあるだろうけれど、
 当の製作者ご本人にとってはおもわずホッぺがポッと赤面しそうな青春のひとかけらが、
 なにゆえ我が家にあるのかといういきさつは割愛するとして……、

 こういうの、
 大事に保管しておいてよかったなあ、
 とつくづくおもう今日このごろ。

 そしてじつは、
 そんな時代にじぶんが作ったんもイロイロあるねんけど、
 それは見せてやんない。

 だってえ、
 ものすごいはずかしいんだも~ん。

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 だいぶまえに、
 ロシアのハバロフスクの釣り具屋さんで購入したフライボックス。

 木製のボックスのフタに、
 かんたんな銅板のようなもので作ったグレイリングの型をはめ込んである。
 
 店で見たときは
 「おお、ロシアらしくてかっこええ」なんておもって買い求めて、
 店を出てホテルにもどって再度眺めたときは、
 「もう2~3個買っとくべきだった」
 と後悔した。

 が、
 帰国して落ち着いてよく見たら、
 なんだかとってもジャンク。
 「オレ、なんでコレ買うたんやろ?」
 と後悔した。

 んが、
 このごろしみじみヨ~ク眺めてみれば、
 無骨で素朴でやっつけ仕事でありながら、
 滲み出てくるロシアン・ムードなフォークアート的味わいに滋味を感じとり……、

 さらに、
 (日本でこんなフライボックスもってるヤツ、おれ以外おらんやろ~)という、
 オンリーワン大好き根性も満たされて……、

 けして大事にしていたとは言いかねるけど、
 とっといてホントによかったなあ、
 とおもう今日このごろ。

 モノにかぎらずなんでも、
 なにくれ評価などというものは、
 時代によっても、
 気分によっても、
 環境によっても、
 経験によっても、
 うつろうように変わっていくもの……ですよね?

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 柔羽根でボディ全体を覆ってしまいたいという、
 ワタクシの抑えがたい欲求と衝動と創作意欲の源泉をたどれば、




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 ワシミミズクのセカンダリークイルで巻いたボディにいきつくワタシのタイイング・ライフ。

 この羽根は、
 じぶんのいろんな「モノの見方や美的感覚」に改革をもたらしてくれただけでなく、
 期せずして物品販売の醍醐味まで経験させてもろた。

 かんがえてみれば、
 感性の練磨から経済活動のイロハにいたるまで、
 モノ言わぬ一枚の羽根から学ばせてもらうことになった。

 いつか、
 ワシミミズクに捧げる愛のポエムをしたためたいものです。
 きっと、
 長々延々つづっちゃう長編大作になることでしょう。

 そんなん、
 だれが読むねん?ちゅうハナシやけど。

 写真のフライはパートリッジのテイルとハックルに、
 ヘンフェザントのクイルウイングの組み合わせ…つまり元祖オリジナル・マーチブラウンのレシピに、
 ワシミミズク・クイル捩じり巻きでボディを巻いた私的マーチブラウン tied on TMC107SP 8番。

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 とかなんとか言いながら、

 先日、
 フライフィッシングのフの字も知らない、
 なんならサカナ釣りにも縁のない、
 まったく無垢の白紙の小学校低学年の子供たち数人の前で、
 マスに食われている虫たちの生態や、
 はたまたフライの材料となる獣毛や鳥の羽根について、
 フライタイイングの実演をまじえながら、
 いろいろ話をする機会があった。

 そのとき、
 カラスの羽根とワシミミズクの羽根を各自実際に手にとって、
 色柄や質感や手触りを観察してもらいながら、

 「な、こうして両方の羽根をくらべながらよく見ると、ミミズクの羽根のほうがフサフサしてるやろ?これ、なんでかわかる?」
 という話しをした。
 もちろん即興で。

 「カラスはさあ、みんなも見たことあるとおもうけど、昼間に道端とかでエサを拾ったり、小鳥や動物の死骸とか木の実なんかをつついたりして食事してるやん。そんで、夕方になると全員集合して山の巣に帰って寝るやん」

 「でもミミズクは夜になると起きて、野原を走っているネズミとかを食べるために上空からサーッと羽ばたきながら襲いかかる深夜のハンターなんや。
 でもさ、そのときカラスみたいにバサバサーッて羽ばたく音がしたら、獲物にすぐ気づかれて逃げられるやん」

 「だからな、羽根をフサフサにすることで飛んでるときに音がしないようにしてるねん。獲物にじぶんの羽ばたく音がまったく聞こえないようにして、空からいきなりブワーッととびかかれるようにするために、ミミズクの羽根はこんなにフサフサしてるねんで」

 どや、
 おまえら知らんかったやろ、
 得意満面で解説したところ……、

 「センセー、どうして羽根がフサフサしてると飛ぶとき音がしないの?」
 と、
 小学校3年生男子。

 「……え?……あ……」

 ものすごく素朴で、
 とても的確な疑問のご指摘ごもっともです。

 鳥の羽根の構造と、
 はばたいているときの羽毛と空気抵抗の関係について、
 さらには各種の鳥の羽根の組成のちがいを通して考察できる生物の進化の過程について、

 だれもが簡単に理解できて納得できる、
 簡潔明瞭な解説の言葉を探したい。

 センセーは、
 ガキどもからものすごい難題の宿題を与えられた。

 まちがいなく、
 今年いちばんたのしく愉快に過ごした。

 子供たちの好奇心と興味に触発されて、
 新鮮な知の発見と学びの刺激に満ちた至福の一日だった。

 いつだって、
 本当に学ばせてもらうのは、
 教わるほうではなく、
 なにかを伝えたり教えたりするほうだ。

 そして、

 鳥の羽根でニセモノの虫を作るという行為のおもしろさ愉しさ、
 なによりもその不思議さを、
 白紙の人びとに伝えるとき、
 百の言葉や理屈なんかいりまへん。

 ハックルたった一回転でイチコロでっせ。

 バイスにとめたフックに、
 ハックルをグルッと巻きつけた瞬間の、
 「うおおお~~~」という子供たちのどよめき。

 脳がビンビンしびれた。
 たまらないカイカンだった。

 そんなわけで、
 写真のフライはエゾジカのオスの毛をウイングとテイルに巻いた、
 パーマハックル・ボディの私的ウルフ・スタイルのロングシャンク8番。

 フロントハックルにはゴールデンバジャーとグリズリーを混色でハックリング。
 で、
 ワシミミズク・クイル捩じり巻きで巻いたフサフサ・ボディのうえに、
 フロントに巻いたバジャーをそのままボディ末端に向けて全体にハックリング。

 このようにハックリングすると、
 フライの前方から後方にかけてハックルが先細りテーパー状になって巻かれることになる。
 ので、
 大型サイズでも水面でのバランスがすこぶるよろしい。



 極東極北ロシアの若きスカ・レゲエ・バンドから、
 遠く南国常夏カリブの小島ジャマイカの古き良き時代の音楽へ、
 Don.D率いるオリジナル・スカタライツへの最大限のそして最高のオマージュ。

 コメント欄に歌詞も載せてくれていたのでコピペ。

 「1. One day
 Going my way
 I found a secret passage through the trees,
 It led me to the place
 Where lonely hearts fulfill all their dreams.

 Hidden place with eternal spring,
 Gentle birdsongs will make you swing,
 Play of colours is transferring
 Blue skies above.
 Nothing more is forbidden there,
 Hugs and kisses are everywhere,
 There you can find the one, who cares,
 Garden of love.

 2. Oh dear, stay with me here,
 Observing all that blossoming around!
 Do you mind
 To stay overnight,
 So nightingales will make their tuneful sounds?

 And the heavenly dome is clear,
 Next day we can be far from here,
 So let’s put off all doubts and fears
 And be like doves:
 You are with me, I am with you,
 No one can tell us what to do,
 Let’s relax and enjoy the view
 In garden of love. 」

 と、
 そんなコメント欄を見れば、
 メンバーの誰が書きこんだのかはわからないけれど、
 現スカタライツ・メンバーからのコメントが。
 
 「この歌詞はどこの誰のものなの?ドンが書いたんじゃないよね?我々は混乱しています。でも、LOVE IT !」

 不遜ながらおもわず心から同感。

 きっと、
 この珠玉のインスト・スカに自分たちで歌詞書いて載せて演奏して歌ったんでしょうね。
 
 往年の巨匠ミュージシャンたちへの畏敬と敬愛の念も、
 かれらが脈々と紡いできた音楽の足跡への愛情も、
 極北の地でジャマイカ音楽に取り組む真摯な姿勢も、
 そのよろこびや興奮も、
 十二分に鍛錬した質の高い演奏とエンターテイメントも、
 なにからなにまでヒシヒシ琴線に響くココロに届く…心地よく。

 ユーチューブでこのバンドの演奏たくさん観れるんだけど、
 どれもこれもぜんぶジンとくる。
 キュンとする。

 ロリポップ・ロリー大好きになった。

 ちなみにドン・ドラモンドwith ザ・スカタライツの原曲はこれ。


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