FC2ブログ
BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
202006<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>202008
ハンプバック・ストーリー
 タマゴたべたらタマゴン♪
 怪獣産んじゃうタマゴン♪


 しらんやろ?

 ナウな昭和のヤング・キッズはみんな歌ってたんやで。

200420 (1)1

 といっても、
 タマゴの殻とちゃうねんで。

 真っ白なアタマのところがボッと燃えてるみたいに見えへん?





200420 (2)2

 貴重な白い羽根を知人から頂いたとたん、
 パッと閃いて…ためらいなくバッサと切った。


200420 (3)3

 いまから25年前に購入した、
 サーモンフライのアート的写真集。

 この当時、
 まったく興味もなく門外漢だったフルドレス・サーモンフライ。
 むしろ、
 どちらかといえばアンチ的でさえある冷やかな視線で、
 横目で見ていたフルドレス・サーモンフライのタイイングの世界。

 そんなにも縁遠かった世界に、
 手のひらをコロッとひっくりかえして、
 おおいに興味を抱いただけでなく・・・あろうことかレッツ・ドゥー・イット。
 ボクもこんなの巻いてみたい。
 とおもわせてくれた、
 じぶんにとっていちばん最初の参考書がこの写真集なのでした。

 いま見なおして、
 たまたまこの写真集が最初の第一歩になったことは、
 つくづく幸運だったとおもう。

 当時、
 この分野の最前線で活躍していた、
 古今東西のたくさんの著名タイヤーの方々それぞれの自信作の数々を、
 キレイな写真でつぶさに眺められる写真集。

 いろんな方が巻かれた、
 いろんなフライを客観的に比較しながら仔細観察できるというのが、
 駆け出しのシロートには得るものが多かった。

 おかげで、
 世評や評判や先入観に惑わされることなく、
 じぶんの感性でフライを見る目を養うことができたからだ。

 なかでも、
 この写真集ではじめて知ることになった、
 スティーヴ・フェルナンデスとポール・シュムークラー御両人のフライは、
 まったくトンチンカンだった白紙状態のじぶんにさえ、
 なにもかも次元がちがって見えた。

 ガビガビガビーンときちゃったのだった。

 そしてつくづく、
 世界はものすごくひろくて、
 とんでもないヒトがいるのだと感じ入り、
 視野をおおきくひろげてくれることになった。

 感謝してもしきれない。
 
200420 (4)4

 そんな写真集に収められたスティーヴ・フェルナンデスのイッポンにおおいに感化されて、
 22~23年くらい前にこしらえた処女作がコレ。

 いまこのフライを見ると、
 どうにかしてこのカタチが作りたいと四苦八苦していた、
 当時の努力と苦心と腐心のあとが懐かしく「フフフ…」としのばれる。
 
 もうなんとしても、
 コレが作りと~て作りと~てたまらんかってんな~、
 あのころのぼく。

 この写真集で出会った Steve Fernandez のフライたちは、
 「サカナを釣ることとは別の目的のフライ」
 という、
 あるいみ矛盾の権化でもある特異な世界に飛び込むことをためらい、
 躊躇していたじぶんの背中を、
 あらがいようのない魅力でドンと押してくれるパワーがあった。

 衝撃だった。



200420 (5)5

 そして25年後、
 一カ月ほどまえの深夜、
 興がのったのでお戯れに……。



 そしてその翌日の深夜、
200420 (6)6

 永遠の銘鉤シルバー・マーチブラウンへのオマージュでもあり、
 はたまたパロディでもあり……。

 もっぱらジョックスコットのアンダーウイングを巻くのにつかった、
 ホワイトティップ・ターキーテイルの余りのところだけ、
 どっさりあるんだけど、
 どうにももったいなくて捨てられないので……。

200420 (7)7

 とどめにロイヤル・コーチマン。

 ちなみに下の実戦投入フライはリマリック・ベンドのサイズ4番。

 上の巨大なのは、
 ウイングの根元のファイバーだけワザとキュッと絞るように束ねてフックに巻き止めた。
 そうやっておいて、
 緩やかな曲線を描きつつ、
 後方にむけて末広がりに拡がるようなウイングのカタチになるよう企んだ。
 
 「牧歌」の時代の古典フライは、
 意図的に垢ぬけてないイモっぽい素朴フォルムに仕上げると、
 いかにもソレっぽく見える法則。

 で、
 そのように巻いてブワッと拡がったでっかいウイングが、
 テイルにつかったバード・ウッドダックのカーブと調和して、
 脳内で思い描いたイメージ通りのカタチになって、
 フライが出来あがったとき「キャハッ」となった。

 そして、
 ルンルン気分でヘッドセメントをヘッドに塗布した。





 中島誠之助さん、
 おもしろいな。

 ……なにごとも本物を知らなきゃダメってことさ、
 美術品にかぎらずすべて、
 音楽でも文学でも付き合いでも酒でも演劇でも、
 本物を知ってからやれと……、

 …虚飾を嫌うんだワタシは ヌハハハハハ…
 
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.