販売のお知らせなのに、
いつも前置きがクドクド長くてスイマセン。
なるべく手短にしたいのですが……、

エゾリス・ファーのダビングボディに黒のオストリッチをヘッドにあしらったカジュアルドレス8番ロングシャンクにて。
…なんかこのフライものすご効くやんけ…
ここから、
ワタシのエゾリス物語ははじまったのでございました。
これは素晴らしいダビング素材になりそうだと、
この数シーズン集中的につかってきましたが、
もうなんていうか、
つかえばつかうほどにその「凄さ」と「おもしろさ」を実感そして痛感するに至り、
いまやワタシにとっては、
フライのジャンルを問わず、
もはや欠かせない素材として君臨しております。

ワタシの知るかぎり、
エゾリスのファーは他のどんな動物のファーとも異なる、
唯一無二で独特の質感と特性があるようにおもえます。
ヘアーズイヤーやマスクラットにポッサムなどなど、
ダビング素材として定番の天然獣毛ダビング素材はもちろん、
以前からマテリアルとして知られていて個人的にも大昔からさんざんつかってきた、
グレイ・スクイレルやパイン・スクイレルといった異国のリスたちのファーとも、
「似て非なるもの」まるでちがいます。
そんなエゾリスのファー最大の特徴でもあり旨味を、
もっともわかりやすくお伝えするために、
丸々と極太ボディにダビングして、
かつボサボサに毛羽立たせて巻いた写真の「カジュアルドレス」を、
水をいれたシャーレに沈めてみます。

ポチャッと水に沈めると、
たちまちこのようにファーが水を吸水して水中に馴染んでしまう。
従来のゾンカーなどのストリーマーや、
はたまた毛羽立たせたダビング・ボディのニンフやウエットフライなど、
いざつかおうとすると、
空気を含んだボディを完全に水に馴染ませるまで、
時間と手間がかかって苦労した経験のある方なら、
エゾリスの水馴染みの良さはまるでマジックのようにおもえることとおもいます。
そしてさらに、
ここがエゾリスのたまらない魅力なのですが、
乾いた状態のニンフと、
水中に沈んだニンフを比較するとアラ不思議。
ボサボサに巻いて乾いた状態だと極太ボディのニンフが、
水中に沈むやいなや、
このように細身のシルエットに見えてしまう。
これは、
毛羽立ったファーが水に馴染みきって溶け込むように透けて見えるためです。
しかも、
非常に微細なアンダーファーとソフトな質感のガードヘアーがボサボサに毛羽立っているので、
ボディ本体を透け見えさせながら水中で自律的に勝手にユラユラと揺れうごく。
これがまた見るたびにドキッとときめくような生命感とリアリティ。
たまらんでエロイでグッとくるで。
この特性や特徴を実感していただければ、
ニンフやウエットフライやストリーマーなどの水面下フライだけではなく、
ボディのみを水面下にぶら下げたり、
ほんのチョイ沈めたりしたい、
繊細なフローティングニンフやイマージャーなどのドライフライにも最高の素材になります。
しかも!
カディスピューパや各種カゲロウのニンフなどのソラックスを毛羽立たせて巻いたり、
はたまた半透明な質感を活かしてシャックとして巻き止めたりしても、
これらのパーツが不自然に浮いてしまうことなく、
確実に水に馴染んで、
フライの着水後すぐ思いどおりのシルエットとバランスで浮いてくれる←コレものすごくさいこう!
アイディアと可能性が無限大。
さらに!
そのような水馴染みの良さでありながら、
逆に「水切れの良さ」もまた特筆もので、
バッサバサに毛羽立てて巻いた大型サイズのドライフライでも、
フォルスキャスト一発でフライ内部に浸透した水分が吹き飛ぶようなかんじ。
そして、
フライが着水するやいなや、
再度たちまち吸水してボディが水に馴染む。
これは、
ウエイトをいれたニンフやストリーマーなど、
投げるのに苦労するフライをつかうとき、
つかい勝手や投げやすさの面でおおきなメリットになるだけではなく、
超特大サイズでヴォリューム満点のテレストリアル系ドライフライなどのボディ部分だけを完全に水面下に沈めて、
ハックルのみで水面に浮かせる…という、
いかにも釣れそうだけど、
これまでとても難易度の高かった芸当も、
まったく無理がかからずいとも簡単に演出できます。
と、
なんだかもういいことずくめなのですが、
まだあります。

スキンに生えているファーを必要な分量だけ摘まんで、
毛の生えている方向とは逆方向にかる~くむしるだけで、
ペリペリッと簡単にファーをむしることができる。
しかも、
ガードヘアー先端がキレイに揃ったままで。
で、
むしったときに、
ファーの根元に白いフケのようにくっついているスキンの皮脂を、
ハサミで切ってしまえば……、

ややこしそうなダビング器具に頼らなくても、
マルチグルーをスレッドに塗布して、
そこにファーをくっくけるだけで、
かんぜんにファーを直立させたファー・ハックリングが巻けます。
タイイング面でも、
なにからなにまで都合が良いというかおあつらえむきというか、
まるでフライに巻かれるためにこの世に生れてくれたのだろうかと感謝してしまうエゾリスなのです。
あえて、
欠点というか気がついたことをいいますと、
コンプリートスキンでいっぴき丸ごととはいえ、
意外なほどすぐに使い切ってしまうこと。
しかも、
ハマればハマるほどコレばっかつかうようになってしまって、
アッというまになくなること。
そして、
ファーが微細かつソフトなので、
こぼれたファーがホコリのように舞い、
気がつくとタイイング机のうえに積もっていること。
そんなところでしょうか。
で!
ここまでエゾリスに心酔しておりますと熱く語りながら、
残念なご報告があります。
おそらくエゾリスのコンプリートスキン入荷はこれが最後になるとおもいます。
エゾリスは、
かつて狩猟獣として盛んに捕獲され、
最高級の毛皮コートの材料として珍重されていました。
ですが、
道内規制による保護の目的で、
1994年に狩猟獣から除外されています。
ここですこし種明かしをいたしますが、
ワタシが取り扱っているエゾリスのコンプリートスキンは、
保護規制のかかるずっと以前に捕獲されていたもののデッドストックのなかから、
保存状態の良好なのものを選別して販売させていただいております。
そして、
日ごろ親身なお付き合いをさせていただいていて、
全面的な信頼を寄せている業者さんから、
今回選別させてもらったもので、
在庫はすべて終了とのお知らせをいただきました。
もちろんこのような事情で、
エゾリスの今後の入荷はないそうです。
非常に残念ではありますが、
個人的な想いとして、
もはや「捕るべきではない貴重な動物」という時代の方向性に、
ワタシも全面的に諸手を挙げて賛同しております。
が!
大昔に捕獲されていたものが、
毛皮コートの需要低下と流行衰退とともに、
デッドストックとして長いあいだまったく陽の目を見ることもなく、
ずっと倉庫の奥で眠っているのならば、
ワタシがそれらすべてを最大限に有効活用したい。
という想いも強くあります。
そんなわけで、
「エゾリスと心中するんなら本望やで」
とばかりに、
軽く社運をかけるくらいのつもりで、
もう在庫ぜ~~~んぶワタシが仕入れます!
なんて生意気な大口をたたいちゃって、
ちょっとやそっとではなくならないほど、
ものすごい大量仕入れしました…チョッピリだいぶビビってます。
皆さま、
どうかどうかよろしくお願いいたします。
ちなみに余談ですが、
エゾリスの毛で作られた毛皮コートを実際に見せてもらったことがあります。
渋さ、
なめらかさ、
手触り、
オーラ、
なにもかも格がちがう絶品。
贅の極みを尽くした世界の目利きセレブ垂涎の通の逸品だったこと、
おおいに納得。
そしてお値段にも腰を抜かしつつ納得。
さあそれでは、
今回のエゾリス・ラインナップを以下にご案内いたします。

① プログレード sold out
淡いマダラ模様の繊細なガードヘアーに、
艶みがかった濃厚なブルーダンのアンダーファー。
典型的な色調と質感のエゾリスのスキンです。
これがまず標準。
スキンのカット形状がややいびつになっているもの。
あるいは散弾銃の跡となる小さな穴がスキンに開いているもの。
など、
ファーではなくスキンの見映えが残念なものをプログレードに分類しました。
肝心のファーは他のものと比べてもなんら問題ありません。
個人的に、
自分用にも完成品フライ向けにもバンバカ毛をむしりまくるので、
ワタシはコレを常用しています。

② EXグレード sold out
こちらも色調はエゾリスの標準的なスキン。
ファーの状態はもちろん、
スキンの処理も良好。
ファー・ハックル的なダビング用だけではなく、
ゾンカー・スキン用としても最高におススメ。
そしてここが肝心、
小型サイズのフライを巻くのにうってつけの毛が生えている頭部付近のファーが、
状態良くキレイについているものをこちらにグループ分けしました。

すっごくレア。
③ EXグレード 淡いアッシュ・グレイ sold out
コンプリートスキンを見た瞬間ヒゲナガの濃淡ゴマダラ模様の翅を連想してしまう、
なんとも美しいスキン。
すばらしいです。
おそらくですが、
冬毛もしくは晩秋の季節に毛が生え変ったころの個体ではないかと想像しています。
アンダーファーもガードヘアーもみっちり濃厚で、
毛の根元が濃いブルーダンで毛先にいくにしたがって色調が鮮明なコントラストになっている三段カラー。
また、
頭部やお尻付近など、
ファーの色調が微妙に変化しているところも大変おいしいところ。
そして、
お腹の純白ファーも充実している、
いろいろと変化に富んだスキンです。

めっちゃレア。
④ EXグレード 淡いラスティダン sold out
全体の色調は標準タイプに似ていますが、
背中中央と頭部のガードヘアーが絶妙な赤錆色に変化しているタイプ。
こうした個体はかなり少数のようでなかなか見かけません。
ノーマルな色調から、
赤錆色のガードヘアーとブルーダンのアンダーファーのコントラストまで、
イッピキでいろいろ変化があるので、
アレコレとヴァリエイション豊かに巻けます。

がっつりレア!
⑤ プログレード ミディアム・ラスティダン sold out
背中中央付近全面に、
美しい赤錆色がくっきり浮いている、
たいへんそそられる色調。
ダン色から赤茶、
そしてワタシの大好きな赤錆色まで、
たまらなく繊細なマダラ模様とともに愉しめます。
しかし、
じつに惜しいことにスキンの状態と形状があまりキレイではないのと、
エゾリスにはどうしても避けられない小さなハゲがあるものが多いので、
プログレードに分類しました。
とはいえ、
肝心のファー自体はまったく問題なく、
ものすごくキレイです。
以上、5種類のエゾリス・コンプリートスキンのご案内です。
ご注文の際には、
御希望のエゾリス・スキンの番号と、
お名前と送り先を明記いただいて、
bizen-m@olive.plala.or.jp
まで、
ご連絡お待ちいたしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、
今後もフライのジャンル問わず、
エゾリスのファーをつかった必殺フライズまだまだ続々バンバカ取りあげていきたい所存ですので、
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
いつも前置きがクドクド長くてスイマセン。
なるべく手短にしたいのですが……、

エゾリス・ファーのダビングボディに黒のオストリッチをヘッドにあしらったカジュアルドレス8番ロングシャンクにて。
…なんかこのフライものすご効くやんけ…
ここから、
ワタシのエゾリス物語ははじまったのでございました。
これは素晴らしいダビング素材になりそうだと、
この数シーズン集中的につかってきましたが、
もうなんていうか、
つかえばつかうほどにその「凄さ」と「おもしろさ」を実感そして痛感するに至り、
いまやワタシにとっては、
フライのジャンルを問わず、
もはや欠かせない素材として君臨しております。

ワタシの知るかぎり、
エゾリスのファーは他のどんな動物のファーとも異なる、
唯一無二で独特の質感と特性があるようにおもえます。
ヘアーズイヤーやマスクラットにポッサムなどなど、
ダビング素材として定番の天然獣毛ダビング素材はもちろん、
以前からマテリアルとして知られていて個人的にも大昔からさんざんつかってきた、
グレイ・スクイレルやパイン・スクイレルといった異国のリスたちのファーとも、
「似て非なるもの」まるでちがいます。
そんなエゾリスのファー最大の特徴でもあり旨味を、
もっともわかりやすくお伝えするために、
丸々と極太ボディにダビングして、
かつボサボサに毛羽立たせて巻いた写真の「カジュアルドレス」を、
水をいれたシャーレに沈めてみます。

ポチャッと水に沈めると、
たちまちこのようにファーが水を吸水して水中に馴染んでしまう。
従来のゾンカーなどのストリーマーや、
はたまた毛羽立たせたダビング・ボディのニンフやウエットフライなど、
いざつかおうとすると、
空気を含んだボディを完全に水に馴染ませるまで、
時間と手間がかかって苦労した経験のある方なら、
エゾリスの水馴染みの良さはまるでマジックのようにおもえることとおもいます。
そしてさらに、
ここがエゾリスのたまらない魅力なのですが、
乾いた状態のニンフと、
水中に沈んだニンフを比較するとアラ不思議。
ボサボサに巻いて乾いた状態だと極太ボディのニンフが、
水中に沈むやいなや、
このように細身のシルエットに見えてしまう。
これは、
毛羽立ったファーが水に馴染みきって溶け込むように透けて見えるためです。
しかも、
非常に微細なアンダーファーとソフトな質感のガードヘアーがボサボサに毛羽立っているので、
ボディ本体を透け見えさせながら水中で自律的に勝手にユラユラと揺れうごく。
これがまた見るたびにドキッとときめくような生命感とリアリティ。
たまらんでエロイでグッとくるで。
この特性や特徴を実感していただければ、
ニンフやウエットフライやストリーマーなどの水面下フライだけではなく、
ボディのみを水面下にぶら下げたり、
ほんのチョイ沈めたりしたい、
繊細なフローティングニンフやイマージャーなどのドライフライにも最高の素材になります。
しかも!
カディスピューパや各種カゲロウのニンフなどのソラックスを毛羽立たせて巻いたり、
はたまた半透明な質感を活かしてシャックとして巻き止めたりしても、
これらのパーツが不自然に浮いてしまうことなく、
確実に水に馴染んで、
フライの着水後すぐ思いどおりのシルエットとバランスで浮いてくれる←コレものすごくさいこう!
アイディアと可能性が無限大。
さらに!
そのような水馴染みの良さでありながら、
逆に「水切れの良さ」もまた特筆もので、
バッサバサに毛羽立てて巻いた大型サイズのドライフライでも、
フォルスキャスト一発でフライ内部に浸透した水分が吹き飛ぶようなかんじ。
そして、
フライが着水するやいなや、
再度たちまち吸水してボディが水に馴染む。
これは、
ウエイトをいれたニンフやストリーマーなど、
投げるのに苦労するフライをつかうとき、
つかい勝手や投げやすさの面でおおきなメリットになるだけではなく、
超特大サイズでヴォリューム満点のテレストリアル系ドライフライなどのボディ部分だけを完全に水面下に沈めて、
ハックルのみで水面に浮かせる…という、
いかにも釣れそうだけど、
これまでとても難易度の高かった芸当も、
まったく無理がかからずいとも簡単に演出できます。
と、
なんだかもういいことずくめなのですが、
まだあります。

スキンに生えているファーを必要な分量だけ摘まんで、
毛の生えている方向とは逆方向にかる~くむしるだけで、
ペリペリッと簡単にファーをむしることができる。
しかも、
ガードヘアー先端がキレイに揃ったままで。
で、
むしったときに、
ファーの根元に白いフケのようにくっついているスキンの皮脂を、
ハサミで切ってしまえば……、

ややこしそうなダビング器具に頼らなくても、
マルチグルーをスレッドに塗布して、
そこにファーをくっくけるだけで、
かんぜんにファーを直立させたファー・ハックリングが巻けます。
タイイング面でも、
なにからなにまで都合が良いというかおあつらえむきというか、
まるでフライに巻かれるためにこの世に生れてくれたのだろうかと感謝してしまうエゾリスなのです。
あえて、
欠点というか気がついたことをいいますと、
コンプリートスキンでいっぴき丸ごととはいえ、
意外なほどすぐに使い切ってしまうこと。
しかも、
ハマればハマるほどコレばっかつかうようになってしまって、
アッというまになくなること。
そして、
ファーが微細かつソフトなので、
こぼれたファーがホコリのように舞い、
気がつくとタイイング机のうえに積もっていること。
そんなところでしょうか。
で!
ここまでエゾリスに心酔しておりますと熱く語りながら、
残念なご報告があります。
おそらくエゾリスのコンプリートスキン入荷はこれが最後になるとおもいます。
エゾリスは、
かつて狩猟獣として盛んに捕獲され、
最高級の毛皮コートの材料として珍重されていました。
ですが、
道内規制による保護の目的で、
1994年に狩猟獣から除外されています。
ここですこし種明かしをいたしますが、
ワタシが取り扱っているエゾリスのコンプリートスキンは、
保護規制のかかるずっと以前に捕獲されていたもののデッドストックのなかから、
保存状態の良好なのものを選別して販売させていただいております。
そして、
日ごろ親身なお付き合いをさせていただいていて、
全面的な信頼を寄せている業者さんから、
今回選別させてもらったもので、
在庫はすべて終了とのお知らせをいただきました。
もちろんこのような事情で、
エゾリスの今後の入荷はないそうです。
非常に残念ではありますが、
個人的な想いとして、
もはや「捕るべきではない貴重な動物」という時代の方向性に、
ワタシも全面的に諸手を挙げて賛同しております。
が!
大昔に捕獲されていたものが、
毛皮コートの需要低下と流行衰退とともに、
デッドストックとして長いあいだまったく陽の目を見ることもなく、
ずっと倉庫の奥で眠っているのならば、
ワタシがそれらすべてを最大限に有効活用したい。
という想いも強くあります。
そんなわけで、
「エゾリスと心中するんなら本望やで」
とばかりに、
軽く社運をかけるくらいのつもりで、
もう在庫ぜ~~~んぶワタシが仕入れます!
なんて生意気な大口をたたいちゃって、
ちょっとやそっとではなくならないほど、
ものすごい大量仕入れしました…チョッピリだいぶビビってます。
皆さま、
どうかどうかよろしくお願いいたします。
ちなみに余談ですが、
エゾリスの毛で作られた毛皮コートを実際に見せてもらったことがあります。
渋さ、
なめらかさ、
手触り、
オーラ、
なにもかも格がちがう絶品。
贅の極みを尽くした世界の目利きセレブ垂涎の通の逸品だったこと、
おおいに納得。
そしてお値段にも腰を抜かしつつ納得。
さあそれでは、
今回のエゾリス・ラインナップを以下にご案内いたします。

① プログレード sold out
淡いマダラ模様の繊細なガードヘアーに、
艶みがかった濃厚なブルーダンのアンダーファー。
典型的な色調と質感のエゾリスのスキンです。
これがまず標準。
スキンのカット形状がややいびつになっているもの。
あるいは散弾銃の跡となる小さな穴がスキンに開いているもの。
など、
ファーではなくスキンの見映えが残念なものをプログレードに分類しました。
肝心のファーは他のものと比べてもなんら問題ありません。
個人的に、
自分用にも完成品フライ向けにもバンバカ毛をむしりまくるので、
ワタシはコレを常用しています。

② EXグレード sold out
こちらも色調はエゾリスの標準的なスキン。
ファーの状態はもちろん、
スキンの処理も良好。
ファー・ハックル的なダビング用だけではなく、
ゾンカー・スキン用としても最高におススメ。
そしてここが肝心、
小型サイズのフライを巻くのにうってつけの毛が生えている頭部付近のファーが、
状態良くキレイについているものをこちらにグループ分けしました。

すっごくレア。
③ EXグレード 淡いアッシュ・グレイ sold out
コンプリートスキンを見た瞬間ヒゲナガの濃淡ゴマダラ模様の翅を連想してしまう、
なんとも美しいスキン。
すばらしいです。
おそらくですが、
冬毛もしくは晩秋の季節に毛が生え変ったころの個体ではないかと想像しています。
アンダーファーもガードヘアーもみっちり濃厚で、
毛の根元が濃いブルーダンで毛先にいくにしたがって色調が鮮明なコントラストになっている三段カラー。
また、
頭部やお尻付近など、
ファーの色調が微妙に変化しているところも大変おいしいところ。
そして、
お腹の純白ファーも充実している、
いろいろと変化に富んだスキンです。

めっちゃレア。
④ EXグレード 淡いラスティダン sold out
全体の色調は標準タイプに似ていますが、
背中中央と頭部のガードヘアーが絶妙な赤錆色に変化しているタイプ。
こうした個体はかなり少数のようでなかなか見かけません。
ノーマルな色調から、
赤錆色のガードヘアーとブルーダンのアンダーファーのコントラストまで、
イッピキでいろいろ変化があるので、
アレコレとヴァリエイション豊かに巻けます。

がっつりレア!
⑤ プログレード ミディアム・ラスティダン sold out
背中中央付近全面に、
美しい赤錆色がくっきり浮いている、
たいへんそそられる色調。
ダン色から赤茶、
そしてワタシの大好きな赤錆色まで、
たまらなく繊細なマダラ模様とともに愉しめます。
しかし、
じつに惜しいことにスキンの状態と形状があまりキレイではないのと、
エゾリスにはどうしても避けられない小さなハゲがあるものが多いので、
プログレードに分類しました。
とはいえ、
肝心のファー自体はまったく問題なく、
ものすごくキレイです。
以上、5種類のエゾリス・コンプリートスキンのご案内です。
ご注文の際には、
御希望のエゾリス・スキンの番号と、
お名前と送り先を明記いただいて、
bizen-m@olive.plala.or.jp
まで、
ご連絡お待ちいたしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、
今後もフライのジャンル問わず、
エゾリスのファーをつかった必殺フライズまだまだ続々バンバカ取りあげていきたい所存ですので、
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
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