BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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津留崎 健 「写真展」・釣りとアート展 in 岡田紅陽写真美術館 at レジェンド忍野
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 先週末、
 見学に行ってきました。

 いろいろと、
 見応え充分で愉しんできました。

 独りでそれぞれの展示を深く深~く見入るのもよし、
 釣り仲間同士だとワイワイ会話が弾むこと必至、
 フライに興味ない子と見学してもイロイロ解説しがいもあり
 「なんかワケわからんけど良い趣味じゃん」とおもってもらえる?
 そんな展示でした。

 観る知る愉しむ三拍子の盛りだくさんの内容。

 たいへんお勧めです。

 で、
 このチラシをもらって気がついたんですが、
 忍野村のマークすごくいいねメチャおしゃれ。
 湧水の里ですね。
 ティアドロップのカタチって流水をみて落ち着く感覚に似た和み作用あるよね。

 話し変わるけど、
 この美術館て、
 富士急ホテルの跡地に建てられたんやんな?

 生まれてはじめてブラウン釣ったのは、
 この向かいのプールの流れ込みのところだった。

 ハタチのとき。

 なんちゅうてもハタチや、
 はっきりゆうてその40センチくらいのブラウン初体験は、
 当時の自分にとっては脱どうていと同じかそれ以上のひと皮剥けた感覚。
 「あ~オレも大人になったで~なんちゅうてもあの忍野のブラウン釣ってんからな~」
 
 あれから32年後、
 その場所にじぶんのフライが飾られているなんて……、

 想像もしませんでした…と書いて感慨深いムードで〆よかとおもったけど、
 ちゅーかようかんがえてみたら、
 こんな仕事してること自体その当時想像すらもせえへんかったわけで……、

 嗚呼ドラッグ人生ナチュラル・ドリフトときどきフラッタリング。
 早アワセはご法度よ……。

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 そんなわけで、

 みなさ~ん巻いてますか~?

 猛禽通信でえ~す。
 小麦色のと黒いの数本づつ束にしてヒカリモノも添えて捩じってグルグル巻いてみ……、
 また新たなアイディアの世界が開けますぞ。
感謝御礼
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 ぼくの20代のころの読書を象徴する本は、
 もうなんといっても沢木 耕太郎さんの「深夜特急」。
 同じような方、
 きっと同世代にはたくさんいるとおもう。

 
 
 この回のタモリ倶楽部は、
 そんな「深夜特急」への最高のオマージュだとおもった。

 おもえば30代のころ、
 「深夜特急」のメッチャあざといドラマ版みたいなんが話題になったとき、
 複雑な気分で観たけど途中でやめた。
 おもいきりシラけた。

 ピュアな思い出をそっとしといてくれよ、
 という気分だった。

 40代半ばのとき、
 函館に越してきた8年前、
 帝王デパートの本屋で出たばかりのこの本を見つけた。

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 「深夜特急(最終便)ついに刊行」やて……。
 
 …え~まだやんの~…、
 せっかくあのチャラいドラマのシラケ気分もすっかり忘れてたのに~。
 思い出してしもたやん……野暮だなあ。

 と、
 それでもやはり買い求めて、
 いくぶん斜め下な辛口批評で読みはじめた。

 でも読みはじめたら、
 「深夜特急」の最終便にふさわしい一冊だとおもった。

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 「JIGUMO」TMC226BL#8 

 ホワイティング4Bのグリーンウェルのネックを普通サイズにびっしりハックリングして、
 そのなかにグリズリー・パルドのサドルを二回転割り込ませてハックリング。


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 おくればせながら、
 【訃報】元・世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ氏、死去

 ボクシングはまったくの門外漢だけど、
 アリの時代のヘビー級は格別の感あり。




 いや、
 むしろ「キンシャサの奇跡」をキングストンのゲットーの人々が、
 どのような想いで見つめていたのか、
 というところに万感の念を寄せたい。



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 カイト(トンビ)のセカンダリークイルをボディに巻いた、
 6番ロングシャンク巨大ヘンドリクソン風。
 
 このサイズになると、
 ドライフライハックルとしてコック・デ・レオンやグリズリー・パルドのサドルが大活躍。

 
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 ジグモのカイト・クイル版。
 モノトーンのグラデーション・ボディ名づけて「小タランチュラ」で……、

 グリズリー・パルドのサドルを二回転ハックリングしたその根元に、
 ホワイティング・ヒーバートのファーネスのネックをびっしりがっつり厚巻きハックリング。
本日晴天
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 ちょっとまえ、
 大阪の釣り仲間のたまひろさんから電話があった。

 「今年の北海道遠征の日取りが決まりましたのでお知らせします~」

 「今年はあそこのダム湖にも行ってみよかとおもってるねんけど、
 ビゼンくん行ったことある?」

 「いや、行ったことないんで、こんど行ってみよとおもってるんですけど、
 あそこって、フローター浮かべてもかめへんのやろか?」

 「あ~、フローターなあ、アレおもろい?」

 「おもろいもなにも、サイコーでっせ。母の胎内の羊水に浮かんでたころの記憶が蘇りますよ」

 「ホンマかいな、でもそれ68年前の思い出やからな~。懐かしすぎてもう忘れてしもてるんとちゃうやろか」

 そうなんや、
 たまひろさん今年68歳なんや。
 ぼくよりも二回りお兄ちゃんやんか。
 すっかりタメ歳感覚で気安くしゃべってたやんか。

 かんがえてみれば、
 たまひろさんとは昨年の初夏、
 とある釣り場で知り合ったばかりだ。

 もうずいぶんまえから、
 仲良くしていただいている気がしてしかたがない。

 フライフイッシングの魔法だよ。

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 昨年のちょうど今ごろだったっけ?

 朝から冷たい雨が降りそぼり、
 釣り場へつづく駐車場まで来てはみたけれど、
 とても水辺に出撃する気にならない。

 グダグダしているとき、
 その駐車場でトンビの羽根をひろった。

 「ビゼンくん、どっか雨しのげるとこで、あったか~いカッフェ飲も」
 と、
 たまひろさんが言った。
 「大さんせー。ついでにこのトンビの羽根でフライ巻こっと」
 「あんた、オシャレなことするね」

 「完成いたしました。道北産トンビの羽根ボディと道南産エゾジカの脇毛ウイングに、
 モンタナ産グリズリーの原種ハックル添えクリンクル・ジーロンまぶしエックス・カディス風モンカゲ・イマージャーの和風すがた焼きムニエルの8番でございます」

 「うわ~、カラッと焼いてあるね~」

 「ご賞味しはる?」

 「え?マジ?するする!でもエエの?貴重な一品でっしゃろ?」

 「ええですよ、もういっこ作るから」

 「しかしシェフ、こんな暗がりでようもまあ、そんなテキパキお仕事しはりまんな」

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 「素材にもこだわってますねん。最高級のジビエでっせ」

 「さすがシェフ。トレトレピチピチやね」

 んも~~このホメ上手ノセ上手さんめ……「もういっこ作ろかな」


 雨があがった午後おそく、
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 愉しいひとときだった。

 今年もぜひぜひまた御一緒させていただきたいとおもっていたけれど、

 「いや~、今年はねえ、ちいさな目標がいくつかと、ぜひとも叶えたいおっきな目標がひとつあって、
 その遂行のために長期遠征だいぶ控えてちょっときばりたいんですわ。
 お会いしたい気持ちはいっぱいあるんですけど、その時期はちょっとムリかな~」

 「あ~、かめへんかめへん。どうせ冬になったら大阪に帰って来るときあるやろ?そのとき、またエエお店連れていくし」

 「ほんまに?期待してますわ~」

 「ほなきばってや」

 「あざっす。きばります」

 「ほなまたね」

 「ほなまた~」

 さ、
 がんばり過ぎずにがんばろう。
柚子こしょう
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 WET PANDA #6 邦題「びしょ濡れパンダ」
 ま、
 ワタシのやることなんか、
 こんな程度のもんですよ。

 かれこれ15年ほどまえ、
 アメリカ東海岸に独創性ということにかけてはまさに「他者の追従を許さない」タイヤーの方がいて、
 その方のフライを初めて見たとき、
 世界ってつくづく広いな~とおもった。
 が、
 いかんせん露出度というところに積極性はまるでなかったので、
 そのころから知る人ぞ知る方だったんだけど、
 いつのまにやらまったく痕跡を見なくなってしまっていた。

 あるときからピタッと雲隠れされちゃった。

 もちろんその当時なにがあったのか、
 どのような心境の変化があったのか知る由もない。

 なんだけど、
 ほんの二か月ほどまえ、
 その方のブログを見つけた。
 二年ほどまえからはじめられたようだ。

 とはいえ、
 フライの話題はなしに等しく、
 一応「BUG MAKING」なんて項目もあるんだけど、
 もうずっと準備中で、
 オープンに向けて準備されている様子はまだない。

 もっぱら絵描きさんとしての作品に関する内容。

 で、
 そのブログの中心になっているのは、
 墨のようなインクをつかって、
 猫のさまざまな姿態を、
 サーッとひと筆描きのように簡素な絵に描いて毎日更新。

 そして現在126日目。

 そんなわけで、
 この二か月というもの、
 朝起きたらまずは猫の墨絵を眺めながら珈琲をすすり、
 ダラダラダレダレしつつようやくタイイング机のまえに座ってみるけれど……、

 それはさておき、
 自分もなにか創造したい製作したいという奥底からの衝動をかきたててくれる、
 っていう人や物に出会うということは本当にむずかしいこと。
 
 御本人の全くあずかり知らないところで、
 15年まえも今現在も、
 とってもお世話になってんですよ。

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 その方が15年まえに巻いたフォームの蜂。
 もちろん御自身の作。
 ええでしょ?役得やで。

 真似したり使おうとはおもわないんだけど、
 にもかかわらず創作意欲やイマジネーションの源になるっていうのは、
 逆にものすごいことではなかろうか。


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 黄金週間の数日前、
 被災地にてがんばっておられる釣り仲間の知人とメールを交わしていて、
 その話しの流れから、
 もうほんとにとるにも足らないタイイング素材を、
 「それじゃ、ぼくが少しだけ持ってるのを送ります。はんぶんこってことで」
 べつに被災されたからとかそんなのでもなんでもなく、
 そんなんだったらお世話になってんだからプレゼントさせてよ、
 くらいのものすご~い軽い気持ち。

 で、
 それを封筒に入れて送らせていただいた。

 ら、
 数日後、
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 怒涛の「3倍返し」されちゃって……、

 なんかちょっと、
 お恥ずかしい気持ちになった。

 のも束の間、
 すぐさま関西風タヌキうどんをこしらえて、
 「柚子こしょう」と、
 それを送ってくださった方のお気持ちを、
 たっぷり効かせていただきました。

 たいへんにおいしゅうございました。

 今夜は、
 どんな料理して「柚子こしょう」いれよかな~と逡巡しているところです。
 
釣りざおトーク第3弾
 きょうもオレ様の自慢話を聞いてくれ…………ますか?

 前々回からの話題で、
 自分にとって飽きのこない竿、
 つかえばつかうほどに愛着の湧く竿、
 という独断話しをさせていただいておりますが、

 そういう意味でいえば、
 御存じスコットのG2の844、
 つまり8’4”の4番は、
 ぼくにとってその筆頭格にあたる竿のひとつ。

 もうかれこれ10年余りのつきあいにもかかわらず全然飽きない。
 きわめて古女房的扱いで酷使されている様子を、
 マーべリック社のHPにて語らせていただいたりもしたのでございました。
 ここクリックでそのHP読めまあ~す→ スコットG2 844/4雑感   by 備前貢
 
 くっそエラそうにわかったような能書き垂れちゃってまあコッパズカシ度数ヒジョ~に高め。
 もう開き直ってんですけど……、

 そして昨シーズンの晩秋のころ、
 この竿をつかってとても印象的だったドラマをふたつほどお話しさせていただいて、
 なによりも自分がまず、
 きたる今年のハイシーズンのモチベーションをググッと高めたいとおもいます。

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 まずはこのメスのニジマス。
 ネットの枠のおおきさで判断して40センチ台後半ってところでしょうか。

 と、
 そんな大きさよりも、
 なんちゅうても筋肉の塊のような、
 ブリンブリンのはち切れんばかりの魚体が眩しすぎる。
 ネエチャンむしゃぶりつきたくなるやんけ。

 もう文句なし昨年もっとも印象に残ったニジマス。

 対岸が深~くえぐれた岩盤になっている、
 ものすごいスケールの大プールで、
 20番くらいのコカゲロウの仲間の水面直下を流下するイマージャーを、
 クルージングしながら悠然と吸いこんでいたんだよ。

 18番のグラブフックに短めにボディを巻いた、
 それっぽいので結構かんたんにパクッと食ってくれました。

 んが、
 掛けたのはおよそ20ヤードくらい先、
 掛った瞬間、
 そのまんまンギーーーッと対岸の岩盤のえぐれまで走っていって、
 そこでカクーンッと直角に向きを変えて、
 岩盤に沿うように下流に向かって爆走。

 水中で直角に曲がっているライン、
 というか吹っ飛んでいくバッキング。

 ぜんっぜん止まりません。
 止まる気配がありません。

 おそらく口辺にチョコンと刺さっているだけであろう18番のフック、
 そして6Xのティペット、
 ラインやバッキングにかかる荷重もすさまじそう。

 「あ~~、もうこりゃダメだな」
 すっかり諦めもついて、
 ものすごく強引にやりとり。
 グイグイ竿ためてサカナの向きをコッチに向かせて……、

 さあバレロいまバレロすぐバレロくらいの気持ちでガンガン圧力掛けまくり。

 ところが、
 いつまで経ってもバレないナンデ?

 ネットにサカナを突っ込んだ瞬間、
 ミラクルやとおもった。

 で、
 その数日後、
 こんどはちがう川にでかけてみると、
 年2世代目のエルモンの集中羽化を期待して行ってみたんだけど、
 時期すでに遅し、
 そこはもう木枯らし紋次郎の冬枯れ寸前の世界。

 北風が頬に冷たい。
 羽化も終盤のようでもはやパラッパラの状況。

 それでも、
 もっとも期待していた平瀬のポイントの流れ出しで、
 イッピキだけカポッとライズ。
 田口くんがすかさずクリンクハマー・エルモン・サイズを投じて一撃おみごと!

 惜しくも50センチにすこし足りないくらいのオスのニジマス。
 グッと突き出た顎がイケメンでした。

 「これイッピキでも来た甲斐あったよな~」なんて話しながらも、
 その場の河原からうごかず、
 ひたすらライズ待ち。

 世間話に花が咲きます。
 気持ちもダレ気味です。

 が、
 いつまで経ってもウンともスンとも水面はまったく変化なし。

 「田口く~ん、エルモンの時期のこういうときってさあ、ライズなくても水中でイマージャーばこばこ喰われてるときあるねん。
 オレもう待ちきれへんからイマージャー沈めて流してみてもいい?」

 そら田口くん、
 きょう唯一のライズゆずられてバッチリ釣ったし、
 よもやアカンとは言われへんやんな。

 「え?あ?いっすよ……」

 「ほな、お言葉に甘えて……」

 4Xのティペットにエルモンのイマージャーちっくなソフトハックルくくりつけて、
 この平瀬でいちばん良さげなポイントにシレ~ッと一直線に向かうワタシ。

 その場所こそ静かに温存してライズを待ちたかったであろう田口くんの胸中やいかに……。

 そこは、
 ちいさな沢が流れ込んでいて、
 しかも流芯の流れがぶつかってクロスしているところ。
 流速も水深も理想的。
 この平瀬で羽化したエルモンの大半がこの場所を流下するであろう特Aクラスのスポットだ。
 
 ワタクシの必殺ソフトハックルがそのスポットのやや上流にポトッと落ちてスッと沈んで流れになじんで、
 その一瞬あと、
 水面下30センチくらいのところでギランッと、
 ものすごい迫力のサカナが反転したのがモロ丸見え。

 「でかっ!!」
 ぼくではなく、
 背後で見ていた田口くんが叫んだ。

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 「でっか!!」

 田口くんがもういちど念を押すように叫びながら、
 ダダダッと下流に走って行って、
 流れ出しのところにザバザバッと立ち込んでくれた。

 サカナがすぐ下流の荒瀬に突っ込んでいかないように「とうせんぼ」するためと……、
 そしてこの雄姿を激写するためにグハハハハハハハハ。

 案の定サカナは下流にむかってグイーンと突っ走ったものの、
 田口くんの姿におどろいてパニック。

 ドッカーンッと巨体をくねらせて跳んでドッパーンッと着水すると、
 狂ったように首をガンガン振って抵抗した。

 「でっっかっっ!!」
 カメラをかまえた田口くんがサカナが跳ぶたびに叫んだ。

 このとき、
 じぶんは妙に冷静で、
 このめったにないチャンスにちょっと実験してみようとおもった。

 バレてもいいし切れてもいい、
 掛けた場所から一歩もうごかず、
 むやみやたらとラインも出さず、
 サカナが下流に突っ込むたびにグイイイッと竿を寝かせて限界ぎりぎりのプレッシャーをかけ、
 それを嫌がったサカナがグワグワグワッと首を振りまわしたときだけ、
 かる~くフッとプレッシャーを緩めてやりすごし、
 また走りだすとグイイイッと力任せに竿をためてみた。

 なんか、
 なかなかバレないんだけど……、
 そして、
 ティペットが切れる気がしないんだけど……、

 おそらく、
 パンパンのビンビンの竿なら、
 速攻でフックが弾き飛ばされていたはず。
 だってサイズ14番なんだもの。

 そうこうするうち、
 サカナがお腹を返してひっくり返って苦しがるそぶりも見せ始めた。

 最後の勝負の時が来た。

 がんがん竿をためまくって強引に手元に寄せる。
 水際に魚体が着地した瞬間、
 ダダダッと走って行ってネットにつっこんだ。

 「でっかっ!!」
 ぼくが叫んだ。
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 そして、
 ネットに入れた瞬間はずれたフライを見てみれば……、

 極太ワイヤのウエットフックがこのとおりグニャッと逝っちゃってました。
 やっぱりなあ……。

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 このひと夏のぼくの釣り経験の考察と実践の集大成となったメスのニジマス。

 この豊満な巨体から、
 えもいわれぬ艶と妖気と色気のオーラを放つ美魔女で美熟女。

 まさにこれ以上はない有終の美となりました。

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 やっぱりこれもおもったとおり、
 ニジマスはぜんぜん疲れた様子もなく、
 チャチャチャッと写真を撮るすこしの間にサカナの頭を上流に向けて呼吸を整えていただくと、
 まるで「アホボケ~~ッ」の捨て台詞を吐くかのような態度で元気いっぱいぶっ飛んで消えて行きました。
 
 「ビゼンさん、掛ったところから一歩もうごかないんだもん、ハラハラしちゃいましたよ」
 と田口くんが言いながらバシャバシャ写真を撮ってくれていたのでウレシイ。

 ジンクリアな水中でサカナが丸見えだったのであるていど動きの先が読めたこと、
 そしてこの竿のバットで荷重を受け止めティップでいなすアクション、
 そ・し・て・なによりも田口くんの献身的なフォローと協力があったればこその、
 チャレンジャーな無茶っぷり実験のひと幕でございました。

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 レオンのチカブーをパラリとハックリングした、
 極小ビーズヘッド搭載の私家版エルモン・イマージャー的ソフトハックルのなれの果て。

 思い出の一品……大切に保管しておくのじゃ。

 そしてスコットのG2の4番、
 よ~がんばってくれたエライやっちゃ。

 が、
 こうした北海道の無垢の野生のニジマスたちとの一連の闘いで、
 おもうところも多々あったのじゃ。

 こうした場面では、
 もうすこし余裕をもって闘いたい。
 そしてもうすこし速やかに取り込みたい。
 サカナの疲労度がどうとか偽善的なことよりも、
 もうすこし自分が愉しんでサカナとやりとりしたい。

 で、
 昨年の暮れ、
 いつものマーべリック社の勝俣さんとご飯食べながら、
 いつものようにベチャベチャくっちゃべっていたとき、

 「あのさ、スコットのG2のシリーズって、アクションはどの番手もあの4番のテイストなの?」
 「そうだよ、あのアクションがG2伝統の売りだから、ぜんぶあのかんじだよ」

 「あのさ、御社にG2の5番の在庫はございますか?」
 「え?あるけど…どうしたの?」
 「ワタクシ、5番の購入をヒジョ~に前向きに検討しておるんですが……」

 「うっそ~マジでえ?ビゼンさん北海道に移住するとき、5番や6番の竿もいるんじゃないのって聞いたら、
 ドライフライとニンフはあの4番で充分いけるんや~。そんなゴッツイ道具なんかつかえるか~って見向きもしなかったくせに、
 ど~しちゃったのよ?」

 「あのね、経験は人の考えや主張を変えるものなのですよ……」

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 かくして我が家に届いたG2の5番。
 速攻冬の川辺にて試し振りもすませてヒジョ~にまんぞく。
 期待していたとおりのアクション。
 夏のハイシーズンの一発狙いの日々が待たれるところ。

 だが問題がひとつあるのじゃ。
 新品のグラファイトロッドを入手するのはものすご久し振りで……、

 ピカピカのグリップを包んでいるビニール、
 いつ破るべきやろか?

 本番直前に竿おろしするとき?
 それとももうやぶいちゃおっか?

 揺れるなあ……。

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 そしてオマケ画像…PHOTO by 知らんまに粋な写真撮ってくれちゃうオシャレな田口くんです。

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