BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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脳内虹鱒絵図
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 これは自分のジンクスにも似た感覚なんだけど、
 どでかいドライフライでニジマスを狙った夏の釣りにおいて、
 河原や河畔林でこんなクワガタを頻繁に見かけるときは、
 いつもたいがい素晴らしく良い釣りになっている気がする。

 そこにどのような自然の因果関係が隠されているのかはわかりませんが、
 このような夏の蟲どもが活発に行動するような日は、
 単純に川のなかも賑やかになるってことでしょうね。

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 みなさま、
 暑中お見舞い申し上げます。



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 ひとよんで、
 「金のたてがみをなびかせるクワガタ」
 サイズはノーマルシャンクなウエットフック#2。
 ほんとはもっと巨大なのもつかいたいんだけど、
 5番ライン程度のライトタックルで支障なく快適に投げられるマックス・サイズはここまでなので、
 いたしかたないところ。

 コレ、
 いまのマイブームのひとつ。

 ボディ全体は水面下に没していて、
 金色のヒグマの毛が水面膜にはりついて、
 それを支えにかろうじてようやく水面に浮いている、
 というバランスと浮き方なのに、
 つかいはじめにウイングのところにフロータントを擦り込んでおくと、
 たのもしいほどにずっと浮いてる。
 しかも荒瀬を流れ下るフライを見ているとポカッと軽々水面高く浮いているように見えてしまう、
 不思議感覚なビッグバッド・ドライフライ。

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 何匹か釣って、
 濡れそぼった状態の「金のたてがみクワガタ」

 つかっているうちに、
 ボディのヤーンがすこしほつれてピロッとオケツから伸びているけど、
 これがたいへんに良いのだリアリティ醸し出しまくり。

 このほつれたヤーンが水面に触れるとフワ~とひろがって、
 それが甲虫類の下翅を連想させる。

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 こんなのもあるよ。

 やらないわけがない釣りたい欲望下心剥き出し系ラバーレッグ・ヴァージョン。
 ハレンチですわ~。

 でも…釣れちゃうんだもの……。

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 この世でもっとも気高くかっこいいケモノの毛を、
 畏敬の念をもってありがたくつかわせてもらって、
 その毛で架空の虫を創作して、
 そしてその偽物の虫をつかって、
 ギンギンの夏の虹色の野性と一発勝負。

 孤高の金と黒の毛をつかって、
 至高の虹色のサカナを釣る、

 嗚呼ニジマス吐息は金の色。
 なんのこっちゃ?

 今年のワタシのキーワードはもうだんぜん「ヒグマ」

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 そして釣り呆けサマー2017

 もう現在ボケボケ大進行中でぇ~す。
 現実復帰……できますか?

 てゆーかバッチリ復帰するぞガンガン仕事するぞバリバリ雑事こなすどーーーー!
 でもお、
 きょう、
 これを書き終えたら釣りに行くから、
 そしたらそのあとがんばろうっと。

 日々、
 きのうもきょうもそのまえもそのまえもそのまえも、
 いつもそのようにおもって出かけるんですが……、
 


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 そしてなぜか唐突に黒曜石とバイビジブルの4番。


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 そしてとある深夜、
 「マグナム・サイズで超ファットなドライフライを、12番のアダムス・パラシュートをあつかうかのごとく、
 軽々と繊細にビミョ~にゼツミョ~にプレゼンテーションしたいじゃないか」
 との課題とヴィジョンを掲げて、
 各種のスレッドがさまざまな仕様で撚りあわされ……、

 撚り子の佐藤くんは夜が更ければ更けるほどにハイテンション、
 終わりなきマシンガントーク炸裂、
 話に熱中するあまり度々作業の手が止まるので、
 「佐藤くん、口だけやなくて手ぇもうごかさんかいな」
 とクソ偉そうに指示するワタシはソファに寝っ転がった中年のトド。

 おだやかに熱い夜は更けていったのでした。

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 ジャカジャン!
 特製ファールドリーダーのプロトタイプできあがりました~by 佐藤くん。

 日の丸とジャマイカ国旗でぇ~す。

 特製グリースを擦り込んで、
 それでは今日もまた行ってきま~す。

 嗚呼…今日も行くのね明日も行くよ…だれかこのとめどなく溢れる釣り欲をとめてくれ~~~。
 わりと真剣にそうおもってます。

 かしこ



ライトケイヒル・ヴァリアント12番
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 濡れそぼる昼下がりのライトケイヒル。

 と書くとなんだかエロイ。

 前回取り上げたミドリカワゲラのスペントとおなじハックル材をつかって、
 まったくおなじようにハックリングしたライトケイヒルの私家版ヴァリアント。

 ワシミミズクのファイバーを数本ボディにキリリと巻いた。

 可憐な黄褐色をしたミドリカワゲラにピッタリなクラシック・スタンダードとしても、
 ライトケイヒルはやっぱりうつくしい。

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 あくまでも体感として、
 6月半ばのほぼ一週間ほど正午前から昼すぎくらいまで、
 ミドリカワゲラの仲間の羽化と流下量が安定していたころの午後おそく、 
 ライズが集中している広大なプールに流れ込む、
 砂利で埋まったあっさ~いチャラ瀬、
 いつも流れを蹴散らしながらザバザバ歩いているところで、
 ゴボッと水飛沫があがる。

 おそらく、
 ミドリカワゲラの流下に我を忘れたヤツが、
 夢中でむさぼるあまり、
 喰い呆けちゃって、
 安全な溜まりから我知らずズンズン開けた上流に……、

 すぐそばに隙あらば手篭にしてこますぞと、
 目をらんらんと光らせている邪なオッチャンがおるというのに……、

 ムハッ 
 
 チャラッチャラのチャラ瀬。
 流れの筋は一定でフライをヒジョーに流しやすく、
 開けた河原はフライをスゴーク投げやすく、
 サカナはいまを盛りに右に左に移動しながら波立つ流れでお食事中。

 例の溜まりでの気難しく気まぐれな素振りはなんだったんだ?
 とニヤリとしちゃう態度の変わりよう……。

 ここはひとつ、
 とびきりオシャレに釣りたいじゃん。

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 空気も水も澄みわたった初夏の晴天の真昼間、
 こんなフライを4Xのティペットに結んで、
 こんなサカナのライズを一撃必殺で……、

 ゴージャスすぎてもうしわけない。



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 その夜、
 こんなん巻いた。

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 シェルピンク色に染めたフラットウイング・ストリーマー用のサドルハックルと、
 ホワイティング・ヒーバートのクリーム色のヘンネック・ハックルを、
 前回とりあげた私家版スタンダード縦巻きハックリングで巻いた。

 フライのハックル部分のシャンク上側だけ、
 淡いピンク色がとろけるようにグラデーションがかっているライトケイヒル。

 桃のライトケイヒル。

 フックはTMC9300の12番。
 ヘビーやろ~?
 必須やねん。

 
Little Yellow Sally
 すでにもはや、
 2017年の個人的2大ハイライトと掲げても良いのではないか、
 そんな予感がする私的特選トピックスを、
 レゲエとフライそれぞれひとつづつお話させてください。

 レゲエのほうは、
 わかる人しかわからない用語隠語俗語人名など連呼いたします。
 なんか感じ悪くてスイマセン。
 飛ばしてね。

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 グレゴリー・アイザックスのベスト・ヒット編集盤の豪華2枚組CD。
 版元はTAD's・レーベル。
 2014年のリリース。
 ここで、
 「え?タッズまだやってはったんやスゲエな」とおもったアナタと語りたい。

 レコード収集が生活の中心だった80年代。
 情報はほとんどなく暗中模索だった時代、
 タッズ・レーベルの12インチは信頼の証だった。
 タッズのデニス・ブラウンにハズレなし。
 
 現在は御大タッド・ドウキンスとともに、
 息子さんが商売を引き継いでいるよう。

 やはり、
 気持ちのはいった仕事をブレずに地道に続けて次世代に引き継ぐって 、
 すばらしいことですね。
 
 そしてこのCD、
 熱烈なグレゴリー・ファンとしては収録されている曲はほぼすべて知っているというよりも、
 脳髄に染みているすでにお馴染みの名曲ばかり。
 おもわず一緒に口ずさんでしまう…いわば愛唱歌。
 
 なので、
 グレゴリー熱が再燃している現在、
 釣りに行く車中でエエ音でおなじみのん聴こうとおもって、
 とくに目新しいものは期待せず、
 通販サイトで数あるグレゴリーの似たようなベスト盤のなかから、
 これタッズだし選曲もいいしという軽い気持ちで購入したんだけど……、

 しょっぱなからブッとんだがな。

 コレはすごい!もんくなし全曲必殺!

 ただしジャケットのデザインとアルバム・タイトルはぶっちゃけちょびっとビミョウ?
 もったいないな~……上から目線でスイマセン。
 
 それはいいとして、
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 全曲エクステンデッド・ヴァージョンで曲の後半はダブになっている。
 
 なんだけど、
 当時リリースされていたプリ・シングルや12インチ・ディスコ盤のダブとはほとんどの曲でミックスがちがう。
 で、
 そのダブが際立っている。

 各曲それぞれの趣向が凝らされてたのしい。
 たとえば、
 70年代初期のGG’sとの名曲中の名曲「Once Ago」なんかは、
 あきらかにプリ・シングルの音源つかってるんだけど、
 ヴォーカル面はエコーかけまくり?オーバーダブ処理で、
 B面のダブはあえてオリジナルそのまま…という一見暴挙?のような荒技構成だがすごくいい。
 繋ぎも絶妙。
 音質もすこぶる良好。

 このベスト盤、
 誰がやったのかいつやったのかわからんけど、
 あとから手を加えたオーバーダブ感あるんやけど、
 それがすごくツボにはまっていて、
 さすがはタッズやることがオシャレ。

 そして、
 このCDを聴いたあと、
 すかさず「Slum in dub」のジャミーのミックスと聴き較べちゃうマニアなカワイイぼく。
 わかってくれる?このきもち。

 たんなる盤おこしのお手軽リイシューとは次元がちがうで。

 さらに!
 82年ごろ当時グルーチョのニューウェ-ヴ的前衛ダブミックスが斬新だった12インチDisco盤の
 「Cool down the pace」や「Night Nurse」なんかの80年頭の至宝曲群は、
 ミックスはもちろんテイクもちがっていて、
 これがまたすっげえソリッドでゾクゾク酔う。

 青春時代から現在にいたるまで、
 すでにさんざん聴き倒しまくったアイランドの一連のシングル群とはまた一味ふた味ちがう、
 肌に馴染んだお馴染みの曲がゾワッとするほど新鮮だ。

 レゲエに興味があるけどどれから聴けばいいのか、
 とレゲエの泥沼のほとりでウロウロしてはるシロートさんから、
 海千山千のナッティ・ドレッドなうるさいクロートまで、
 すべての方々にひとしく大推薦。

 gregory issacs dub versions

 そして、
 そんなCDのうえに載せたフライが、
 ロシア産ヒグマの細金毛各色をつかった「リトル・イエロー・サリー」ことミドリカワゲラのアダルト・フライ。

 このフライで今夜はひとつ、
 ご機嫌伺いです、
 ちゅ~か自慢タラタラです。

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 と、
 そのようなCDを聴きながら、
 今月の半ばころにせっせと通っていたのがこの溜まり。

 水深は最深部となる対岸の岩盤のところでも自分の胸くらい。
 全面砂利底のコチラ岸は腰くらい。
 めっちゃ浅い砂利で埋まったショボイ溜まり。

 これぞフラット…鏡のような水面、
 川底すべてが見渡せる透明な流れは、
 油でも流したかのように粘っこくトロ~リゆるやか。

 そんな流れが200メートルほどつづいている。

 春から何度かこの場所を歩いたけれど、
 サカナの気配はまるでなかった。
 というよりもポイントとしてさいしょから想定外。

 その日もいつものように下流から流れのなかをザバザバ歩いてエッサエッサ上流を目指していた。
 
 すると、
 この溜まりの中間付近で、、
 一回カパッと素晴らしくエエかんじで水面が割れたんだよね。

 え?
 とおもって歩調をゆるめてソ~ッと近寄ったんだけど、
 それからなんの変化もない。
 水中を凝視してもなにも見えない。

 あれはなんだったんだ?
 とおもいながら、
 なんか立ち去りがたくて、
 ライズ地点のちかくに立ち込んだままタバコに火を着けて、
 吸い終わるまでは待ってみよう……これが運命の分かれ道。

 煙草を吸い終わって、
 アカンわ行こう…なんておもったとき、
 さっきよりもやや上流でカッパ~ンと……、

 そのとき、
 ワタシ見ちゃったんですハッキリと。
 狂おしいほど深紅色の体側と、
 ビロ~ンと水面から突き出た、
 なやましいにもホドがある大きな尾鰭。

 え?
 うっそ~なんでココに?????

 し・か・も・ほどなく、
 この長~いプールというか溜まりの下流から上流まで、
 おなじような刺激的すぎる不規則ライズがそこかしこでカポッと……
 してくれちゃってもうなんなのこの状況。

 おるやんけおるやんけおるやんけなんかくっとるやんけ!

 水面には、
 たま~に忘れたころにモンカゲロウのダンが数匹フラフラ漂流、
 12~14番ほどのマダラカゲロウの仲間もチラホラ。
 16番くらいの小麦色したカディスもチラホラ。
 でっかいガガンボふらふら。
 で、
 星の数ほどの大群で、
 まるで川面を覆うように音もなく旋回しているオドリバエ軍団が、
 そうした水生昆虫たちが水面に浮かぶと、
 我も我もとウワワ~ッとたかっている。

 いわば、
 道東地方のこの季節の、
 標高のあまり高くない川の典型的な虫どもの営みの光景。

 で、
 それはいいけど皆さんナニ召し上がってはるん?

 
 ……と、
 このままこの場所でおこったこと体験したことのありのままを書き綴りますと、
 それはもう紆余曲折スペクタルな大長編にあることは必至……

 なのでその過程は今回ははしょりますが、
 完敗どころか釣りにさえなっていなかった初日の屈辱を胸に、

 あれやこれやの遠回りをして、
 ミドリカワゲラの脆弱ではかない密かな羽化と、
 ライズのサイクルが泣けてくるほど不規則で散発でムラがあり、
 けして定位することなく神出鬼没、
 なんともやりにくい独特なマスの行動との相関関係を発見したときは、
 これぞオレの望んでいたフライフイッシング……って、
 もうたまらんかった蜜ドバドバ。

 が、
 発見したからといってラクショーで釣れるかというとそれはまた別で、
 5分から10分間隔で、
 予測の立たない場所で、
 唐突にカパッとライズして岩盤際の深みに消える、
 この場所には似つかわしくない豊満バディのマダムたち……、
 不思議なことに、
 この溜まりで出会ったサカナはすべて尾鰭に産卵痕を残した成熟したメスばかりだった。
 でさあ、
 そんな奥さまがライズするたびくるおしいほどのムチムチ・バディがチラッと見えるねんな~。
 でもものすご~く気まぐれ。
 ほんとに切ない。

 もうねえ、
 フライが信頼できないと無力感すごいから。

 内地の里川や湧水の川でシビアなマッチ・ザ・ハッチに没頭していた時代、
 こうした状況では「違和感のない繊細なフライ」を目指していた。

 だから、
 二日目の挑戦では内心自信があったんです十字架スペント・ウイング繊細系ミドリカワゲラ。
 だって奥さまたち、
 たぶんフライそのものにスレているのではなく、
 ミドリカワゲラのスペントにご執心のあまり、
 的外れなフライにまったく気がついていないそぶりだったから。

 ドキドキで投じた本州時代に培ったメッチャ繊細系ハッチマッチャーだった。

 でも奥さまぜんぜん気づいてくれない。
 フライのま横でカパッとかされたりして、
 ものごっついつれないそぶり。
 
 この状況を顧みて、

 まず、
 川底から眺めた広い水面のなかで、
 本物ばりの繊細なか弱さで巻いたカワゲラ・フライを、
 水面にヒタッている多数の本物のカワゲラに紛れ込ませても、
 この状況ではなかなかフライに気がついてもらえないのではないか、
 
 という、
 すっかり北海道的な野性の思考で、
 「アピールする」ためのファジー要素を強調したフライを、
 おもいきって投入してみることにした。
 5月くらいの当ブログで巻いたヘアウイング・カディスのミドリカワゲラ風。

 ここでちょっと状況が変わったのだった。
 いちばん活動的だったちょい若奥さまがカポッとくってくれて電気仕掛けのようにポンポン跳んだ。

 ウッワ奇跡!くっていただけるなんて…ありがたや~、
 という気持ちと、
 ヤッターけーさんどーり!どんなもんや~!、
 という気持ちが入り乱れる至福。

 またこのおかげで、
 出るまでフライを流しつづける忍耐のエンドレス・ドリフトでも気持ちが折れなくなった。
 フライを信じられるって、
 釣れる要素としてものすごく大事ですよね。

 ちなみに、
 いやらしい話だが、
 この溜まりで確認する限りいちばんちいさく見えたこの若奥さまは、
 念のため測ってみるとパンッパンのはちきれんばかりの51センチだった、
 ということを申し添えて話をつづけよう。

 今夜は書かせて。

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 つかったフックはTMC9300の12番。
 本物のサイズは15番くらいなのですが……、

 もはや定番ワシミミズク捩じり巻きボディにご注目を、
 12番のフックにできるだけこじんまり短く小さく巻こうとしています。
 また、
 ボディを捩じって巻いたあと、
 あまりのファイバーはカットしないで、
 ハックルやウイングのスペース分だけ巻き込んで残しておく。

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 ロシア産ヒグマの毛をかる~くひと束、
 アンダーファーごとスタッカーに突っ込んでガンガン叩いて、
 ヘアーの先端を揃えるとともに、
 短いアンダーファーをガードヘアー先端部分にズラす。

 上の写真と比較すると一目瞭然。

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 んで、
 そのように処理したヘアーをダウンウイング状にドサッと巻き止めて、
 その余りのヘアーをハックルスペースにぎっちり巻き込んで、

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 と、
 巻き込んだ余りのヘアーをココでカットするのではなく、
 巻き止めたウイングの束の真ん中に割り入れるように折り返しガッツリ巻き止める。

 このとき、
 ガードヘアーのウイングのほうを指先で左右均等に分けて、
 なんとな~くでいいので左右に大きく広げておく。
 で、
 余りのヘアーはこの間に割り入れて、
 再度スレッドでギーッとしめる。

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 で、
 折り返してギッチリ巻き止めたヘアーの余りを、
 ボディの長さくらい残して斜めにカット。

 すると、
 フックシャンクから軽く斜めなって束状にまとまっていたウイングが、
 余りのヘアーで上から押さえつけられて、
 ウイングが扁平フラットになってボディ真横から左右におおきく広がる。

 エルクヘアカディスなどのようなダウンウイング形状とは、
 似て非なるデルタウイング型スペントウイング構造になる。

 よく目立つ二枚翅を水面に広げて浸しながら、
 チカラな~くヨタくねるミドリカワゲラのアダルトを表現したいがための細工。
 ヘアーの量は写真のとおりガードヘアーもアンダーファーもごく少なめパラッパラというかんじ。


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 いよいよ〆のハックル。
 上がヒストリックのゴールデンバジャー、
 下がヒーバート・ヘンネックのライトハニーダン、

 それぞれファイバーの長さが極端に異なっている。
 フックサイズ12番に対して、
 Gバジャーのコックハックルのファイバー長はフックのゲイプ幅くらい。
 対してヘンネックのほうは1.5倍くらいと長め。

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 先にバジャーを3~4回転。

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 フック下側のハックルをばっさりカット。

 しかるのち、
 ヘンハックルを4~5回転して、
 ボディ材の余りのワシミミズクのファイバーをエルクヘアカディスのヘッド状にカット。
 
 ヘンハックルはカットせずそのまま。
 このようにハックリングすると、
 ソフトなヘンハックルのファイバーをコックハックルが支えることになり、
 ヘンハックルをドライフライにつかうとき重宝する。

 また、
 このような色の組み合わせでハックリングすると、
 淡い黄褐色のハックルの根元に、
 バジャー・ハックルの黒が良いアクセントになって、
 本物のミドリカワゲラの微細な黒紋を散らしたクリーム色のソラックスが表現できる。
 
 一石二鳥のハックリング。

 んで、

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 このように巻いたフライを水面に浮かべてみると……、

 まあなんせアナタ、
 ライズの間隔は5分~10分に一回くらい。
 フライを一心不乱に投げて流すのも10分に一回くらい。
 その間、
 へそくらいまで立ち込んだ状態でジ~~~ッとチャンスを待ってるわけですよ。

 10分て…長いで。

 もうだめかあ、
 あかんのかあ、
 気づかれたんかなあ、
 ハア~ア、
 かえろかなあどうしよかなあ、
 胸中はいつもゆれるゆれるもう迷い道くねくね。

 と、
 そんな後ろ向きムードなとき、
 このフライが水面に浮いている様子を眺めると、
 「もうちょっとがんばろう」
 という気になった。

 フライ前方のヘンハックルが、
 水面膜をオチョコのようにへこませて、
 そのうえにハックルがフワッとのっている。

 で、
 いっぽうボディのうえにフラットかつ扇子のように広がったウイングは、
 ヘアーの一本ごとにかすかにカールした毛先を水面に押し付けて、
 それぞれがランダムに水面にのり、
 水面膜を絶妙にへこませて、
 そこに陽の光が透過されてキラキラ乱反射している。

 で、
 これはうれしい後付けだが、
 ヘアウイングを完全にスペントウイング状にボディ両側に巻き止めるための、
 「ヘアーの余りを折り返して残してカット」する細工は、
 フライを水面で見ると両側にフワッ広がって水面に乗るウイング中央の根元付近で束状にまとまっており、
 意外にもそれが「ウイングらしさ」がより強調されるフォルムの要因のひとつに映った。
 フライの虫っぽい生命感を演出する重要なパーツ。
 いろんな長さでカットしてみたが、
 ボディと同長くらいが見栄えもバランスもちょうどよい感じ。

 
 で、

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 奥さまは野性。

 このサカナと対峙していた時間は、
 2時間?
 3時間?
 時間の感覚がとんでしまって定かではないが、
 その間というよりサカナを見つけるまえから薄いウェーダーでずっと深く立ち込んでいたので、
 身体が冷え切っていてヒザがうまく曲がらず、
 クキカキとロボットのようなうごきで必死のランディングとなった。

 水際で呼吸を整える奥さまとってもゴージャス吐息が漏れます。

 紅色のルージュをひいた口元に、
 金色の毛で巻いたちいさなドライフライ。
 官能的。

 「あの、ちょっと奥さま、さいごにそのお口元を…撮らせてください嗚呼おうつくしや」

 奥さまが水際で呼吸を整え体力を回復されるすこしのあいだ、
 盗み撮りのようにパシャパシャ撮りたいけれど、
 どの奥さまもさっきまでの激闘ものともせずすぐに復活あそばされ……、

 ハリを外すやいなや、

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 「ちょっと!のきなさいよ!」

 「も~サイアク!」と捨て台詞が聞こえてきそうな後ろ姿で、
 カンカンに怒りながら身をくねらせ元気いっぱい脱兎のごとく消えていかれ……。

 その逞しい後ろ姿にウットリ。
 いいようのない達成感。

 ミドリカワゲラの羽化がピークを迎えていたほんの一週間ほど、
 釣りゴコロを芯から抜き倒した数日間のひとこま。

 濃ゆい日々だった。

 
今月の3本
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 自分で販売しといてまるっと在庫なくなってしもてからこんなんゆうのナニですが、
 先日のロシア産のマイルドな毛の細さ……えらいクセになりますね。



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 で、
 その金毛をつかって巻いたモンカゲのスペント・ダン。
 
 うえのマドラーミノーのアンダーウイングを巻き止めるまでの工程とそっくりそのまま同じ手順で巻いた。
 マドラーミノーの私的タイイング裏技小技は今月出てる号のフライフイッシャーにクドクド書いた。

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 下から見るとこんなかんじ。

 ボディはワシミミズクのセカンダリークイル。
 もちろんいつもの捩じり巻き。
 テイルはヒグマの毛と異なる質感を求めてムースメーン。

 気になる浮力は、
 こうしたスカスカに巻いたスペント系としては申し分ない、
 ちゅうか頼もしいかんじ。

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 と、
 そんな、
 このヘアーの細さだからこそ、
 ヒグマの毛をドライフライのウイング材としてこのように巻ける私的作例フライズとして、
 この春の我が釣り物語を、
 窒息しそうなほど濃ゆくて煮えたぎるものにしてくれたのがコチラです。

 ヒグマヘア・カディス的単純フォルムなんだけど、
 フックサイズにして14番ほどのミドリカワゲラのスペント状態を表現した。

 ウイングが束になって突き出ているのではなく、
 水平かつ扇状にフワ~ッと左右にひろがるように細工してある。
 ウイング全体をヒタ~ッと水面にはりつかせるんやで。
 
郷愁のRenegade浪漫
 20代後半のバブルのころに東京で働いていたとき、
 仕事場の近所のアパレル・ショップのオーナーさんとつるんで、
 よく東北や北関東の渓流に釣りに行っていた。

 その方は、
 良くも悪くも「生まれながらのせっかちさん」で、
 一緒に谷に下りて準備して「さあ釣りはじめましょう」となるやいなや、
 ヨーイドン!と号令がかかったかのように、
 渓流を釣りあがるというよりも駆けあがっていった。
 
 フライを流すというよりも、
 ひとつのポイントをペシペシッと二回くらい叩くと、
 また次のポイント目指してダダダーッと小走りに駆けていった。
 まるでなにかに追われているかのようだった。

 で、
 そんなだから、
 あとからゆっくり釣りのぼってもサカナ残ってんだよね。
 むしろダダダーッといってくれるおかげで、
 その区間は他の人にアタマはねて先行されたりとかしないので、
 コッチは落ち着いてゆっくり釣れるの。

 で、
 あるときその方がなぜかコッソリした口調でこう言っていた。

 「ビゼンちゃん、あのね、ボク、はずかしいんだけどフライはレネゲイドしかつかわないの」

 「え?どして?」

 「だってレネゲイドって浮いてても沈んじゃっても、どっちでもよく釣れるじゃん。
 だからいちいちフロータント塗らなくていいしさ、一回ティペットに結んだらず~っとそれ一本でいけるじゃん」

 このお方は、
 フライの交換はおろか、
 フロータントを塗る手間ヒマさえも惜しんでおったのかと……。

 おもえば、
 その方は仕事も食事も会話もなにもかも、
 「いったいなにをそんなに急かされているの?」
 と問いたいほどにいつも小走りでテキパキしていた。

 なににつけ牛歩の歩みなナメクジ野郎の自分とはまさに対照的。

 そのくせ、
 一緒にいるといつもたのしかった。

 いまも元気でセカセカ走り回ってはるやろか?

 そんなわけで、
 レネゲイドとくれば反射的にその方のことを想う。
 
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 レネゲイド tied on TMC102Y#9

 数ある定番スタンダード・パターンや有名クラシック・パターンのなかで、
 個人的にレネゲイドほどミステリアスなフライはない。

 なんてったって、
 どんなに調べても原作者の名前や詳細がわからない。
 なのでとうぜん、
 その出身地や生まれた背景なども皆目わからない。

 70年代アメリカ中西部を中心に活躍された職業タイヤーのテリー・ヘリクソンによれば、
 「ロッキーマウンテン・エリア」から広がっていったパターンとのことだが、
 それも真偽のほどは定かではない。

 にもかかわらず、
 浮かせても沈めてもイケる万能型アトラクター・フライとして、
 現在でも一部では熱烈な愛好者がいる。
 しかも、
 ピーコック・ボディから容易に連想できるとおり、
 ビートル系テレストリアルとしてだけではなく、
 アメリカ西部などではユスリカが集団もしくは何匹かかたまっている状態を表現したクラスター・パターンとして、
 そのようなハッチ・マッチ・パターンが雑誌や本などで取り沙汰されるずっと以前から、
 知る人ぞ知る必殺クラスター・パターンだったそうな。

 そういえば30数年前の駆け出し時代、
 「レネゲイドは蟻が二匹向かい合わせにくっついて抱き合いながら流れている状態のフライなんだよ」と教えられて、
 なるほどー!といたく納得して感動した思い出がある。

 またさらに!
 NZでは水面膜の下にぶらさがるようにして、
 水面付近を移動しているスネイル(小型の巻貝)のイミテーションとしても紹介されていた。

 そしてまたさらに、
 アメリカ西部の激流の深瀬を釣るためにティペットに重いオモリをかませた、
 超ヘビーウエイト・ニンフをつかったアウトリガー・ニンフィングの伝道者チャック・ファザギルがこよなく愛用したニンフ?
 のひとつにもレネゲイドが取りあげられていた。

 まだまださらに!
 やはりアメリカ中西部のスチールヘッド用ウエットフライのクラシック・パターンにもレネゲイドが挙げられていた。

 このように、
 単によくある万能型アトラクター・フライとしてだけではなく、
 個々の解釈や釣り方やつかわれる状況によって、
 ドライとしてもウエットとしても、
 果てはウエイテッド・ニンフとしても、
 さらにはマッチ・ザ・ハッチ・パターンとしても、
 シークレット・ウエポン的必殺としてつかわれてきたレネゲイド。

 そのキー・ポイントは、
 見たまんまピーコック・ハールのボディと、
 そのボディ両端に茶色と白という対照的な色合いのハックルを配したことだろう。

 そしてレネゲイドの色調を見てハタと気がつくのは、
 そのフォルムはまったく異なるけれど、
 配色はあの不朽の名作フライ永遠のスタンダードの王様コーチマンとおなじではないか。

 いうなれば、
 コーチマンにつかわれた純白のダッククイル・ウイングを、
 きっとおそらくフライの耐久性や使い勝手を向上したい目論みで白いハックルに変更してみたけれど、
 それじゃあ肝心の茶色のハックルはどうすんべ?
 ってことになり、
 そうだイイことかんがえた、
 茶色のハックルはフライのオケツのところに巻きゃあいいじゃん……、

 と、
 そのような単純な思いつきだったのかもしれない、
 巻かれた当初はたんにコーチマンのヴァリエイションのひとつだったかもしれないレネゲイド。

 だが、
 「誰もが効くと認めざるを得ないコーチマンの黄金の配色」
 このフライの本質にさえ迫る不滅の色調を、
 このようにダブルハックルにアレンジしたことで、
 そこに写実的ではなく印象的な虫っぽさファジー感も強調されて……そりゃ釣れるって、
 効かないわけがないでしょ。

 ではなぜ、
 こんなにもシーンに浸透したフライの原作者や出自が不明なのか?

 これはもう「フライフイッシング七不思議」の筆頭としかいいようがない。

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 ちょっと話しは脱線して、
 通常の渓流にてドライやウエットとしてレネゲイドをつかうなら、
 個人的にこのように巻いてますヨ、
 というちょっとしたワンポイントを。

 まずレネゲイドのボディ末端にアクセントとして指定されている
 ゴールド・ティンセルのティップについて。

 オリジナルはフラットもしくはオーバルのティンセルをこの部分に数回巻くのが基本なんだけど、
 そうすると、
 このキラメキがものすごく目立つ。
 それがときとしてすごい違和感に映る。

 なので、
 個人的に安物のビニールなペラッペラのフラットティンセルを、
 フックシャンクにグルグル巻くのではなく、
 このようにスレッドで巻き止めるだけにして、
 その余りをボディ末端にほんのすこしだけ覗かせておく。

 こうすると、
 このヒカリモノが不自然にギラギラ輝きすぎるのではなく、
 あくまでも控えめにチラチラッとキラ見え。
 フライ全体に調和して、
 いかにも虫っぽく映る。

 また、
 ほとんど手間がかからないので巻くうえでの作業効率もあがる。

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 切れやすいピーコックハールの補強を施しているところ。

 ワイヤーやティンセルの類をリビングするのではなく、
 ピーコックのボディを巻きとめたら、
 ナノシルク・スレッドなどの切れにくいPE系スレッドを、
 ボビンをギューンと回して撚りをかけて細くして、
 ピーコックのボディのうえにほとんど無造作に一往復させてリビング状にグルグル巻きにしている。

 写真はスレッドをグル巻きしながらボディのうえを往復させたところだけど、
 こうしてみてもハール・ボディに変化は見えず巻いたことが分からないでしょ。
 しかもピーコックのボディが完全に固定されて最強の補強になっている。

 さらにしかもチョー簡単で手間要らず。

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 浮かせても沈めてもつかいたいレネゲイドのハックルには、
 なんてったって硬すぎず柔らかすぎないホワイティング・ヒーバートのヘンネックがぼくのお好み。

 ボディ末端の上部にほんのかすかに覗いている、
 金色のティンセルにもご注目を。
 こんなにちいさくチョロッとチラッと見えているだけで充分。
 このテのフライはモロ見えよりもチラリズムこそがミソ。

 とまあ、
 そんなレネゲイドなんだけど、
 この名前の意味をひもとくと、

 Renegade(=反逆者、裏切り者)
 とくにキリスト教からイスラム教に転向改宗した背教者を指して、
 「この裏切り者め」と蔑んで呼ぶ言葉ならしい。
 
 モノモノしくも血なまぐさくキケンな響き。
 なんかよくわかんないけどヤバくね?というかんじ。

 で、
 ここからはワタクシ十八番でもあります夢想妄想が飛躍するわけですが、
 名も知らぬ原作者が、
 このフライにこのようなネーミングをしたのには、
 はたしてどのような意図があったのだろう?

 きっとおそらくこのフライが世に知られたであろう1900年代前半の時代、
 フライフイッシングは今とは比べ物にならないくらいに紳士であり名門であり厳格であり格式であり様式であった。
 (それが悪いということではまったくないので念のため)

 「あの由緒正しきコーチマンを、このように改悪するなんてけしからん!まかりならん!」
 という声があったにちがいない。
 ないわけがない。
 
 出る杭は打たれまくる、
 というのは世の常ヒトの常、
 というよりもかの時代はもっと陰険かつ辛辣だっただろうことは想像に難くない。
 それが証拠に歴史をひも解けばそのようなストーリーはいくつも見つかる。

 そしてレネゲイドという名前のフライ。

 「おまえらなあ、クッソ偉そうにくわえパイプでボロカスゆうてくれるけど、
 本家コーチマンよりこっちのほうがよっぽど巻き易くて丈夫でよう釣れるやんけ、
 伝統にがんじがらめに縛られる筋合いはないんじゃ~」

 「オレはなあ、フライフイッシングの反逆者なんじゃ~~!!」

 などという一幕があったのかどうかは知りません。

 しかし、
 巻き人不詳なこのフライに、
 この時代にこのような意味の名前が冠されているという、
 そのことにワタシはグッとくるのです。
 アレコレと想像を膨らませずにはいられないのです。
 浪漫ひとしおなのでございます。

 と、
 いまやお馴染みのフライというよりも、
 もはや時代に取り残されて忘れ去られそうになっている一本のフライ、
 しかしその一本のフライをとおして、
 歴史を知り想いを巡らせ想像を膨らませ、
 そこから創造の喜びや醍醐味をひろげてみれば、

 そのフライでたんにサカナを釣りあげるだけではなく、
 そこに至るまでの過程にも、
 たまらない「お楽しみ」があるということに共感していただける方に、
 ぜひともお勧めしたい本を一冊ご紹介です。

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 私の敬愛して止まないフライフイッシング・ヒストリアンでありイノベーターであり、
 そして今なお他の追従を許さない最高のフライフイッシング・ライターであらせられる、
 ダレル・マーティンの集大成的著書「フライフイッシャーのための図解付き辞典」

 辞典といっても、 
 月並みな底の浅い単語用語集ではありません。

 アルファベット順にさまざまな用語や事象を解説しているので、
 便宜上辞典という表記になっているけれど……、

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 しかしてその内容は、
 ダレル・マーティンおじさんの汲めど尽きない知識と経験の泉から、
 おもしろそうな事柄をランダムにしかし抜け目なく、
 歴史や古典から最新事情までを、 
 簡潔かつ面白く愉しく紹介しながら解説してくれている、
 フライフイッシングのトリビアの泉的な蘊蓄満載の肩の凝らないオモシロ本です。

 これがまたさあ、
 なんちゅうかたまらんくらい示唆に富んでいるしオシャレだし英語表現むずかしくないし、
 単純にめちゃくちゃおもしろい。

 2000年に刊行されて以降、
 もうず~っと手元に置いて愉しんでいるけれど、
 じぶんのそのときの経験や興味に応じていまだにこの本から発見と学びが見つかる。
 きっと、
 これからもず~っと色褪せずイロイロと学ばせてくれることでしょう。

 フライフイッシングの「深さ」をやさしく愉しく伝えてくれる本です。

 
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