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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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エゾリス・コンプリートスキン販売のお知らせ2021年初売り。
 販売のお知らせなのに、
 いつも前置きがクドクド長くてスイマセン。

 なるべく手短にしたいのですが……、

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 エゾリス・ファーのダビングボディに黒のオストリッチをヘッドにあしらったカジュアルドレス8番ロングシャンクにて。

 …なんかこのフライものすご効くやんけ…

 ここから、
 ワタシのエゾリス物語ははじまったのでございました。

 これは素晴らしいダビング素材になりそうだと、
 この数シーズン集中的につかってきましたが、
 もうなんていうか、
 つかえばつかうほどにその「凄さ」と「おもしろさ」を実感そして痛感するに至り、
 いまやワタシにとっては、
 フライのジャンルを問わず、
 もはや欠かせない素材として君臨しております。

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 ワタシの知るかぎり、
 エゾリスのファーは他のどんな動物のファーとも異なる、
 唯一無二で独特の質感と特性があるようにおもえます。

 ヘアーズイヤーやマスクラットにポッサムなどなど、
 ダビング素材として定番の天然獣毛ダビング素材はもちろん、
 以前からマテリアルとして知られていて個人的にも大昔からさんざんつかってきた、
 グレイ・スクイレルやパイン・スクイレルといった異国のリスたちのファーとも、
 「似て非なるもの」まるでちがいます。

 そんなエゾリスのファー最大の特徴でもあり旨味を、
 もっともわかりやすくお伝えするために、
 丸々と極太ボディにダビングして、
 かつボサボサに毛羽立たせて巻いた写真の「カジュアルドレス」を、
 水をいれたシャーレに沈めてみます。

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 ポチャッと水に沈めると、
 たちまちこのようにファーが水を吸水して水中に馴染んでしまう。

 従来のゾンカーなどのストリーマーや、
 はたまた毛羽立たせたダビング・ボディのニンフやウエットフライなど、
 いざつかおうとすると、
 空気を含んだボディを完全に水に馴染ませるまで、
 時間と手間がかかって苦労した経験のある方なら、
 エゾリスの水馴染みの良さはまるでマジックのようにおもえることとおもいます。

 そしてさらに、
 ここがエゾリスのたまらない魅力なのですが、
 乾いた状態のニンフと、
 水中に沈んだニンフを比較するとアラ不思議。

 ボサボサに巻いて乾いた状態だと極太ボディのニンフが、
 水中に沈むやいなや、
 このように細身のシルエットに見えてしまう。

 これは、
 毛羽立ったファーが水に馴染みきって溶け込むように透けて見えるためです。

 しかも、
 非常に微細なアンダーファーとソフトな質感のガードヘアーがボサボサに毛羽立っているので、
 ボディ本体を透け見えさせながら水中で自律的に勝手にユラユラと揺れうごく。

 これがまた見るたびにドキッとときめくような生命感とリアリティ。
 たまらんでエロイでグッとくるで。

 この特性や特徴を実感していただければ、
 ニンフやウエットフライやストリーマーなどの水面下フライだけではなく、
 ボディのみを水面下にぶら下げたり、
 ほんのチョイ沈めたりしたい、
 繊細なフローティングニンフやイマージャーなどのドライフライにも最高の素材になります。

 しかも!
 カディスピューパや各種カゲロウのニンフなどのソラックスを毛羽立たせて巻いたり、
 はたまた半透明な質感を活かしてシャックとして巻き止めたりしても、
 これらのパーツが不自然に浮いてしまうことなく、
 確実に水に馴染んで、
 フライの着水後すぐ思いどおりのシルエットとバランスで浮いてくれる←コレものすごくさいこう!

 アイディアと可能性が無限大。

 さらに!
 そのような水馴染みの良さでありながら、
 逆に「水切れの良さ」もまた特筆もので、
 バッサバサに毛羽立てて巻いた大型サイズのドライフライでも、
 フォルスキャスト一発でフライ内部に浸透した水分が吹き飛ぶようなかんじ。

 そして、
 フライが着水するやいなや、
 再度たちまち吸水してボディが水に馴染む。

 これは、
 ウエイトをいれたニンフやストリーマーなど、
 投げるのに苦労するフライをつかうとき、
 つかい勝手や投げやすさの面でおおきなメリットになるだけではなく、

 超特大サイズでヴォリューム満点のテレストリアル系ドライフライなどのボディ部分だけを完全に水面下に沈めて、
 ハックルのみで水面に浮かせる…という、
 いかにも釣れそうだけど、
 これまでとても難易度の高かった芸当も、
 まったく無理がかからずいとも簡単に演出できます。

 と、
 なんだかもういいことずくめなのですが、
 まだあります。

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 スキンに生えているファーを必要な分量だけ摘まんで、
 毛の生えている方向とは逆方向にかる~くむしるだけで、
 ペリペリッと簡単にファーをむしることができる。
 
 しかも、
 ガードヘアー先端がキレイに揃ったままで。

 で、
 むしったときに、
 ファーの根元に白いフケのようにくっついているスキンの皮脂を、
 ハサミで切ってしまえば……、

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 ややこしそうなダビング器具に頼らなくても、
 マルチグルーをスレッドに塗布して、
 そこにファーをくっくけるだけで、
 かんぜんにファーを直立させたファー・ハックリングが巻けます。

 タイイング面でも、
 なにからなにまで都合が良いというかおあつらえむきというか、
 まるでフライに巻かれるためにこの世に生れてくれたのだろうかと感謝してしまうエゾリスなのです。

 あえて、
 欠点というか気がついたことをいいますと、
 コンプリートスキンでいっぴき丸ごととはいえ、
 意外なほどすぐに使い切ってしまうこと。

 しかも、
 ハマればハマるほどコレばっかつかうようになってしまって、
 アッというまになくなること。

 そして、
 ファーが微細かつソフトなので、
 こぼれたファーがホコリのように舞い、
 気がつくとタイイング机のうえに積もっていること。

 そんなところでしょうか。

 で!

 ここまでエゾリスに心酔しておりますと熱く語りながら、
 残念なご報告があります。

 おそらくエゾリスのコンプリートスキン入荷はこれが最後になるとおもいます。

 エゾリスは、
 かつて狩猟獣として盛んに捕獲され、
 最高級の毛皮コートの材料として珍重されていました。
 ですが、
 道内規制による保護の目的で、
 1994年に狩猟獣から除外されています。

 ここですこし種明かしをいたしますが、
 ワタシが取り扱っているエゾリスのコンプリートスキンは、
 保護規制のかかるずっと以前に捕獲されていたもののデッドストックのなかから、
 保存状態の良好なのものを選別して販売させていただいております。

 そして、

 日ごろ親身なお付き合いをさせていただいていて、
 全面的な信頼を寄せている業者さんから、
 今回選別させてもらったもので、
 在庫はすべて終了とのお知らせをいただきました。

 もちろんこのような事情で、
 エゾリスの今後の入荷はないそうです。

 非常に残念ではありますが、
 個人的な想いとして、
 もはや「捕るべきではない貴重な動物」という時代の方向性に、
 ワタシも全面的に諸手を挙げて賛同しております。

 が!

 大昔に捕獲されていたものが、
 毛皮コートの需要低下と流行衰退とともに、
 デッドストックとして長いあいだまったく陽の目を見ることもなく、
 ずっと倉庫の奥で眠っているのならば、

 ワタシがそれらすべてを最大限に有効活用したい。

 という想いも強くあります。

 そんなわけで、

 「エゾリスと心中するんなら本望やで」
 とばかりに、
 軽く社運をかけるくらいのつもりで、
 もう在庫ぜ~~~んぶワタシが仕入れます!

 なんて生意気な大口をたたいちゃって、
 ちょっとやそっとではなくならないほど、
 ものすごい大量仕入れしました…チョッピリだいぶビビってます。

 皆さま、
 どうかどうかよろしくお願いいたします。

 ちなみに余談ですが、
 エゾリスの毛で作られた毛皮コートを実際に見せてもらったことがあります。
 渋さ、
 なめらかさ、
 手触り、
 オーラ、
 なにもかも格がちがう絶品。
 贅の極みを尽くした世界の目利きセレブ垂涎の通の逸品だったこと、
 おおいに納得。
 そしてお値段にも腰を抜かしつつ納得。

 さあそれでは、
 今回のエゾリス・ラインナップを以下にご案内いたします。


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 ① プログレード sold out
 
 淡いマダラ模様の繊細なガードヘアーに、
 艶みがかった濃厚なブルーダンのアンダーファー。

 典型的な色調と質感のエゾリスのスキンです。
 これがまず標準。

 スキンのカット形状がややいびつになっているもの。
 あるいは散弾銃の跡となる小さな穴がスキンに開いているもの。

 など、
 ファーではなくスキンの見映えが残念なものをプログレードに分類しました。

 肝心のファーは他のものと比べてもなんら問題ありません。

 個人的に、
 自分用にも完成品フライ向けにもバンバカ毛をむしりまくるので、
 ワタシはコレを常用しています。

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 ② EXグレード sold out

 こちらも色調はエゾリスの標準的なスキン。

 ファーの状態はもちろん、
 スキンの処理も良好。

 ファー・ハックル的なダビング用だけではなく、
 ゾンカー・スキン用としても最高におススメ。

 そしてここが肝心、
 小型サイズのフライを巻くのにうってつけの毛が生えている頭部付近のファーが、
 状態良くキレイについているものをこちらにグループ分けしました。

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 すっごくレア。

 ③ EXグレード 淡いアッシュ・グレイ sold out

 コンプリートスキンを見た瞬間ヒゲナガの濃淡ゴマダラ模様の翅を連想してしまう、
 なんとも美しいスキン。
 すばらしいです。

 おそらくですが、
 冬毛もしくは晩秋の季節に毛が生え変ったころの個体ではないかと想像しています。

 アンダーファーもガードヘアーもみっちり濃厚で、
 毛の根元が濃いブルーダンで毛先にいくにしたがって色調が鮮明なコントラストになっている三段カラー。 

 また、
 頭部やお尻付近など、
 ファーの色調が微妙に変化しているところも大変おいしいところ。

 そして、
 お腹の純白ファーも充実している、
 いろいろと変化に富んだスキンです。

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 めっちゃレア。

 ④ EXグレード 淡いラスティダン sold out

 全体の色調は標準タイプに似ていますが、
 背中中央と頭部のガードヘアーが絶妙な赤錆色に変化しているタイプ。

 こうした個体はかなり少数のようでなかなか見かけません。

 ノーマルな色調から、
 赤錆色のガードヘアーとブルーダンのアンダーファーのコントラストまで、
 イッピキでいろいろ変化があるので、
 アレコレとヴァリエイション豊かに巻けます。

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 がっつりレア!

 ⑤ プログレード ミディアム・ラスティダン sold out

 背中中央付近全面に、
 美しい赤錆色がくっきり浮いている、
 たいへんそそられる色調。

 ダン色から赤茶、
 そしてワタシの大好きな赤錆色まで、
 たまらなく繊細なマダラ模様とともに愉しめます。

 しかし、
 じつに惜しいことにスキンの状態と形状があまりキレイではないのと、
 エゾリスにはどうしても避けられない小さなハゲがあるものが多いので、
 プログレードに分類しました。

 とはいえ、
 肝心のファー自体はまったく問題なく、
 ものすごくキレイです。

 以上、5種類のエゾリス・コンプリートスキンのご案内です。

 ご注文の際には、
 御希望のエゾリス・スキンの番号と、
 お名前と送り先を明記いただいて、

 bizen-m@olive.plala.or.jp

 まで、
 ご連絡お待ちいたしております。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 そして、
 今後もフライのジャンル問わず、
 エゾリスのファーをつかった必殺フライズまだまだ続々バンバカ取りあげていきたい所存ですので、
 こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

アンニュイな酷寒の午後
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 なんだか、
 シューティングヘッド投げ熱すこしもおさまらず、
 家のまえでのちょいのまキャス錬が、
 すっかり日々の暮らしに溶け込んでいる今日このごろ。

 来る日も来る日も、
 5本巻いたらさあ一服…家の前でひと投げ。
 まだ3個しか巻いてへんけど…ひと投げ。
 昼食後にひと投げ。
 午後の眠気覚ましにひと投げ。
 いつのまにか、
 3本巻くごとにひと投げ。
 陽が暮れるまえに「きょうもおつかれ」とひと投げ。

 といってもこの季節、
 むき身の素手でラインをホールしていると、
 5分もすれば指先が痺れるように痛くなっていうことをきかなくなる。

 なので、
 出たり入ったりしてる。

 ところが、
 気温はものすごくマイナスではあるけれど、
 よく晴れていて、
 シーンと無風の日は、
 雪が陽の光を反射して地面からジンワリ居心地良~くあたたかい。

 ときどきクルマが通り過ぎていくだけで、
 あとはシーンと静まり返った静寂。

 澄みわたりきった真冬の空気。

 こういう日に、
 無心でひたすら投げてたぐって投げてたぐってしていると、
 
 すごく落ち着く。

 テニスや野球の壁打ちみたいなもんですね。

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 こんな吹雪の日は、
 日がな作業場に籠って巻いてる。

 妄想と夢想垂れ流しで。

 ものすごく地味に、
 つつましく暮らしながら、
 春を待っています。

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 けど、
 巻いてるフライはちょっぴりファンシー。

 いや、
 パロディかも。


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 ヘッド付近にエゾリスのファーをやや厚めにファー・ハックリング。

 ヘッドがフワッとふくらんだフォルムのまま、
 マラブー状のファイバーが水中で不自然に拡がるのを抑える形状維持。

 この部分が吸水することで水中でのフライの姿勢をより安定させるバランサー。

 などなど、
 小型サイズのマラブー系ストリーマーとしていろんな役目を果たしてもらいたい、
 このフライの核となる心臓部。


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 「グリーン・ハイランド・ベイト」

 邦題「鳩胸スタイルな緑の丘ウグイ」

 もちろん、
 伝統の古典スタンダードをパロッてまあす。
 シリアスに……。


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 クリーのサドルハックル一対を、
 繊維状のヒカリモノ数本と、
 ヒグマの頬の金毛2種類で包み、
 ヘッドにエゾリス・ファーでエリマキをあしらった7センチくらい。

 フックはTMC2488SP-BL の8番超ショート。
 
 70年代日本のフライフィッシング黎明期のころ、
 当地でフライをはじめられ、
 我が家のまえを流れる道北銘川本流の、
 まさに黄金時代とともに過ごして来られた(うらやましすぎ!)大先輩いわく、

 あの時代、
 この川で闘った超大物は、
 すべてブラックマラブー・マドラーの巨大なやつにきました、
 との由。

 道内各地の古き良き時代、
 幾多の大物伝説の影にマドラーミノーあり。

 北海道のでっかい堂々とした巨マスはなんでそんなにマドラーが好きなのか?

 その一要因としてかんがえられるのは、
 ディアヘアー・ヘッドのヴォリューム感と、
 そんなヘッドが水流の抵抗を受けて起こす波動ってどうよ?

 という考察に基づいて、
 いろいろストリーマー派生させていきたいと目論んでいる、
 いまさっき巻きたてホヤホヤの作例2種でした。

 巻きたてホヤホヤやからゆうて、
 だからどうなん?ちゅう話しやけど。
 
私的カスタム・フライズと特製フライスタンド販売のご案内
210120 (7)7

 フライスタンドの下側にボタンがついていて、
 そこを押すと、
 先端から小さな鉤状の突起が出てくるので、
 そこにフックを挟むと、
 このようにフライをセットできる木製フライスタンド。

 このスタンドと併せて、
 ぜひともじぶんの趣味嗜好全開のカスタムフライ販売をやってみたかったのです。

 十勝在住の旧知の釣友がこっそり愉しんでいた、
 なんともいえない温かみ味を醸し出している銘木特製フライスタンドと、
 我がカスタム・フライズのコラボ販売のご案内です。

210120 (2)2

 当初は、
 タイイング机のオブジェ用に、
 小奇麗で見映えのするウエットフライかなんかをつけて、

 なんて軽く考えておりましたが……、

 無理を言って仕入れさせていただいた愛らしいフライスタンド。
 愛着が増すにつれ、
 いつものごとくどんどん夢がひろがって……、

 せっかくなんだから、
 フライのほうもなにかこう見応えがあってイロイロ愉しめて、
 情報量どっさりにしたいというか、
 見ていただいた方に参考にしていただけるというか、

 なんていうかこう……、

 どうせならワックワクするようなん販売したいゾ。

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 で、
 ハタとおもいついたのが、
 かねてより当社で展開しております「蝦夷フライズ・プロジェクト」活動の一環として、

 ヒグマ、
 エゾジカ、
 エゾリス、
 
 我が北海道が世界に誇るべき道内産マテリアル御三家をつかった、
 現在たったいまの個人的マイブームなお気に入り私的フライたち、
 そして、
 実績度数高め超おススメの実弾系のファジーなフライたち、
 さらに、
 卓上に飾っていただいても華やかなレア素材満載のフライたち、
 そんなのをアレコレイロイロと、
 アラカルトでセットにして販売したら、

 すっごいたのしいかも……、

 210120 (5)5
 
 なんておもいついて無駄にはりきり、
 まずはじぶんがおおいに愉しみながら、
 昨年からコツコツ準備してきました。

 すべてのセットに、
 それぞれヒグマやエゾジカそれにエゾリスの毛をつかったフライが並んでいます。
 そしてあえて、
 ドライフライ、
 ウエットフライ、
 ニンフ、
 ストリーマー、
 の各ジャンル問わずごちゃ混ぜミックスでチョイスしました。

 またさらに、
 すでに当ブログにて何度も取りあげている定番フライ、
 はたまた、
 さいきんの記事にてすでに紹介したフライ、
 逆に、
 これからじっくり詳解させていただきたいとおもっている初お目見えのフライなども、
 これまたごちゃ混ぜミックスのアラカルトになっています。

 なので、
 それぞれのセットで一本づつぜんぶ異なるフライが並んでいます。

 カスタム・フライズにもほどがあるってくらいに、
 製作者の情念過多なカスタム中のカスタム・フライズのセットというわけです。

 セットのフライをとっかえひっかえフライスタンドにくっつけて飾っていただき、
 仔細観察しながらタイイングの参考にしていただけたら大変嬉しく冥利に尽きますし、
 そしてもちろん、
 現場でガンガンつかっていただいても、
 サムズアップで太鼓判の実績ですキャハ。

 それでは、
 渾身とこだわりの全12セット、
 ズラズラッとご案内させていただきます。

 フライの写真の横に立ててあるフライスタンドが、
 それぞれのセットに一個ついております。

 価格は、
 フライスタンド(ひとつ2500円)込みの合計額になっています。

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 1、完全フルドレス仕様のナポレオン、
   超レア・ハックル使用のストリーマー、
   そして必殺ヒグマ・ファジー・ドライフライのセット。 sold out

 いきなりスペシャルデラックスです。
 フルドレス・サーモンフライを額装しないで、
 実際に手にとって裏側下側内側の全方向から見ていただきたい初の試みでもあります。

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 2、そしてさらにスペシャルデラックス第二弾。
   ヒグマの金毛が映える、
   黄金色にときめく大型サイズ・フライズをレア素材満載で巻いた私的趣味炸裂のセレクション。

   目玉はなんといってもヒグマのゴールデンティップな金毛を飾るために巻いた真っ金色のヘアウイングサーモンフライ。
   ゴールドメッキのフックにヒカリモノとスレッドを重ね巻きしながら薄くコーティングを施したまっキンキン・ボディのうえに、
   不自然なくらい小さなヘッドから伸びているヒグマの金毛が見もの。
   ヒグマの金毛がグッと浮きたって美しく透けて見えます。

   さらに、
   色とりどりのダイドハックルを重ねて、
   そのうえに純正クリーのサドルハックルを載せた可愛らしいお花畑なフラットウイングストリーマーが色どりを添えております。

   そして!
   中段のシンプルなフェザーウイング・ストリーマーも激レア度数ぶっちぎり。
   春ヒグマの希少かつ貴重な薄く赤味がかった金毛を、
   ハックルの先端部は典型的なハニーダンなんだけど根元付近は赤錆色のラスティダンになっている、
   コレ以外におなじ色調はいまだ見たことがないサドルハックルで挟んであります。

   そしてさらに、
   エゾリスやヒグマにエゾジカ御三家の毛と、
   マダラ模様のコック・デ・レオン・ハックルのビッグでファジーな必殺の組み合わせとなる、
   大型サイズのカディス系とカジュアルドレス風私的巨大サイズ・ソフトハックルを2本。

   どのフライも手間と想い入れが過多すぎて、
   ちょっと高めの価格設定ほんとに恐縮ですセット。 sold out
 

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 3、純正クリー・ハックルとヒグマの金毛の絶妙な調和と、
   エゾジカ・ヘアー魅惑の刈り込み、
   そしてヒグマとエゾリスの必殺ファジー・フライズ。 sold out

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 4、摩訶不思議な万華鏡ボディとヒグマの金毛にうっとりヘアウイング・サーモン、
   シャンパンダンとクリーをこれでもかと重ねたフラットウイング、
   そして!
   ハルゼミにモンカゲとどめにヒゲナガ風ディーウイングの欲張りセット。 sold out


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 5、クリーとヒグマの金毛をあわせるとなんでこんなにそそられるの?必殺ストリーマーと、
   もはや忘れ去られた古典の銘フライをヒグマにエゾジカそしてエゾリスで大幅アレンジ、
   すっかりモダンになりましたセット。 sold out

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 6、ヒグマの金毛マニアさんにおススメ。
   ドライフライにウエットフライそしてストリーマーそれぞれ必殺ヒグマの金毛フライズ盛り合わせ。
   マーブルなエゾジカ・モホークと、
   エゾリスの基本カジュアルドレスを添えてセット。 sold out

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 7、ヒグマとエゾリスをつかったヒゲナガ・フライズ定番たちと、
   秋ヒグマのゴールデンティップな金毛を堪能する万華鏡ボディ・ヘアウイング・サーモン、
   そして、
   サケ稚魚系ストリーマーのお気に入り添えのセット。 sold out

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 8、エゾリスを隠し味につかって、
   ヒグマの金毛を活用したモンカゲ各ステージの必殺ファジー・ハッチマッチャー・フライズ。
   さらに!
   ボディはエゾリス、
   ウイングとヘッドはヒグマとエゾジカ主役総参加のマドラーミノーに、
   激レア・シャンパンダンとヒグマの純金毛のレアレアなワカサギ添えセット。 sold out

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 9、ヒグマの金毛とエゾリス・フライズに興味津々の貴方に……。
   フライスタンドで飾るととっても映える、
   ヒグマの金毛各種をつかったワカサギ系小型ストリーマーと、
   エゾリスのエリマキをつかった超期待の新作ストリーマー。
   そして!
   ヒグマのアンダーファーをウイングにつかった超お気に入り、
   というよりもはや必須の必殺定番スペント・パターンなどなどセット。 sold out

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 10、小型サイズなヒグマ・フライズの大おススメ基本フライズと、
    スタンドで飾るとものすごく可愛い極彩色をした小粒なヒグマ・ストリーマーのほのぼのセット。 sold out



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 11、ヒグマにエゾリスそれにエゾジカをつかった小型サイズ必殺フライズ基本の見本集的な……。
    そして!
    純正ファーネスと秋ヒグマのゴールデンティップなヘアーの組み合わせが、
    いかにも渋過ぎて美しい小型サイズ・ストリーマーのセット。 sold out



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 12、こちらも道内産ヘアー素材御三家をつかった基本のフライ見本集的な……、
    なんだけど、
    見ていただければ捻りまくりこねくり回しなのがわかる私的フライズたち。
    そして、
    ヘアー全体が淡い金色のヒグマの毛と、
    透明感バツグンのペール・ダングリズリーを組み合わせた、
    必殺実績度数グイ高ストリーマーのセット。 sold out


 以上です。

 ご注文の際には、
 ご希望のセットの番号と、
 お名前と送り先を明記のうえ、

 bizen-m@olive.plala.or.jp

 まで、
 ご注文お待ちいたしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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 どのセットにも、
 ヒグマの金毛を基調としながら、
 色調やフォルムやサイズがそれぞれ異なるストリーマーがはいっているところがミソのひとつでもあります。

 フライスタンドにくっつけて、
 ぜひともぜひとも蛍光灯の明かりに透かすように眺めたり飾ったりしてみてください。

 どれもすべて、
 ヒグマの金毛をこそ美しく映えさせて、
 うっとり愛でるためのフライであることがわかっていただけるかとおもいます。

 また、
 そんなストリーマーやヘアウイング・サーモンなどは素材感を強調したいので、
 過度な装飾は避けて、
 どれも一見シンプルな作りになっています。
 が、
 じっくり見ていただくとエライ手間かかってんなと笑っていただけるかとおもいます。

 ヒグマの金毛は光に透かしてこそ本来の魔性の美しさが堪能できるもの。
 ヒグマの金毛をオブジェとして飾るなら、
 このスタンドと、
 こんなストリーマーやヘアウイングサーモンフライの組み合わせ…すっごくいいかんじ。

 これらを眺めていると、
 ストリーマーにかぎらず、
 色んなフライのアイディアやイメージがワクワク湧いてくるようです。
   
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 フルドレス・サーモンフライについても、
 額装もすばらしいけれど、
 実際に手にとって観察したり参考にしたりしていただけて、
 かつ、
 こじゃれた感じでキレイに映えるようにディスプレイできる方法「なんぞないかいな」と常々おもっておりましたが、

 重厚感もありながら、
 かわいくて手軽で確実なこのフライスタンドとの組み合わせ気に入りました。

 いつものごとく、
 まずはじぶんが眺めてニヤニヤときめいております。

 ご注文お待ちいたしております。
 かさねて、
 どうぞよろしくおねがいいたします。



どこにも行かない今年の冬のホットでコユイ日々のたのしみ。
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 ひと呼んで「ファーヘッド・ソフトハックル・デシーバー」参上。

 つかったフックはTMC2488SP-BL の8番。

 メイン・ウイングは、
 ストークが糸のように細いことで定評のあるホワイティング・ヒーバートのサドルハックル。
 艶光りする黒地に金ゴマ模様が散っている「ゴールデンバジャー」のヴァリアント。

 ボディ・ウイングには、
 ホワイティング・スペイサドルのナチュラルダンと、
 ホワイティング・ヘンレオンのチカブーのハックルを各三回転ほどハックリング。

 そしてヘッドにはエゾリスのファーを厚めにファー・ハックリング。

 ホワイティング社が誇るソフトハックル系素材の御三家と、
 エゾリス・ファーの豪華夢のコラボ。

 というよりも、
 フニャフニャヘロヘロユラユラの地味~なコラボ。

 水面直下をウネウネとクネリながら泳ぐ姿はまんまヤツメウナギの子供。

 喰われてんですよこの不思議なサカナ…近所の爆裂巨マスに……。
 といっても、
 苦汁と辛酸を舐めつづけてはや4年目ですけど。

 今年こそ、
 決定打をおみまいしたいところ。

210116 (1)1

 我が家のまえの私設キャスティング練習場。

 小春日和のある日の午後、
 いつものごとくここで竿を振っておりますと、
 たまたまクルマで通りかかったコムロさんが、
 「ご精が出ますね~」
 なんつって寄ってきたので、

 「ちょっとちょっとコムロさん、この竿、ためしにぜひ振ってみて」
 「7~8番用の竿に、9番のインタミを8メートルにカットしたヘッドだよ」

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 こう見えてコムロさんは、
 ちょいまえまでトーナメントキャスターとして、
 まるで棒高跳びの棒のような竿をエイヤッと振りまわしておられたお方。

 でありながら、
 競技トーナメンターとして、
 他者を蹴落としてでも……という闘争心にいちじるしく欠けているのはいかがなものか。
 そこがまた、
 この方の人間味でもありステキな魅力。
 うしろ姿が語ってはります。

 それはおいといて、
 ほんの数投するだけかとおもいきや、
 意外なほどにしつこく竿を振っているコムロさん。

 なので、
 「どうよ、この竿とこのラインの組み合わせ、投げるの気持ちいいしょ?」

 「うん、すっごいたのしい」

 「でっしょ~~。これ、最近の超マイブームなんだあ」

 なんつって、
 交互に竿を振りながらキャッキャと盛りあがっていると、
 たちまち指先が冷えて凍えてジンジン痛くなってきた。

 ただいま外気温マイナス12~3度くらい?

 なので、
 「ヌクヌクのお部屋で珈琲飲んであったまってってよ、コムロさん」

 そして、
 玄関口の作業場の机のうえにゴロゴロ転がしてある竿や、
 壁に立てかけて林立している竿の林を見て、
 おもわずわらっちゃうコムロさん。

 「なになに?ビゼンさん、ロッドの品評会でもしてるの?」

 「ウハハ、ちがうちがう。シューティングヘッドにハマッて、さらにキャス錬にハマったら収拾つかなくなって。
 いい機会だから、とっかえひっかえいろんな竿振ってるところなの」

 長いの短いの、
 硬いのやわらかいの、
 軽いの重いの、
 グラスに竹にグラファイトにボロン、
 古いの新しいの、
 舶来も国産も、

 我が家に置いてある竿で、
 なんかよさげなの全部ひっぱりだして振ってみて、

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 おれサマがたったいまの釣り気分で、、
 さいこうにイカシてるじゃんとゾッコンLOVE真っ最中なのがコイツだ。

 フェンウィックの7フィート半の7~8番。
 竿にも明記されているとおり、
 本来はブラックバス釣りのバスバグ専用ショートロッド。

 なんだけど、
 これに9番ラインを8メートル(ココ大事)にカットしてシューティングヘッドとして投げると、
 たまらんものがあります絶妙にカイカン。

 ショートロッドゆえの軽快感で、
 軽々振って簡単にスッパーンとラインが彼方に飛んでいきつつも、
 ショートロッドならではの小細工と小回りが効く繊細さを失わず、
 とってもクセになる気持ちよさ。

 すっかり気に入ってここ数日こればっか振ってる。

 たぶん7~8年まえくらいだったか、
 まだ函館に住んでいたころ、
 わざわざ海を越えて青森まで何度かブラックバス釣りに行ったのをキッカケに、
 若りし時代の思い出だったバスバグ熱が再燃しかけて、
 欲しくなって衝動的にナニした竿。

 なんだけど、
 釣り場までの距離と時間と日数と出費が主な原因で、
 けっきょくバス釣りにはハマりきらず。
 釣り気分はもはやすっかりアブラビレ。
 だって、
 バスとちがって近所にたくさんいるんだもん。

 ゆえにこの竿、
 買ったはいいけど活躍の機会はこれまでまったくなく、
 ず~~~~っとお蔵入りされていた不遇のイッポン。

 が、
 ここにきて俄然グリップの握り汚れ度数たちまちものすごくアップ。

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 バスバグ・スタンダードの古典「ガーバブル・バグ」の私的ヴァリエイション。

 ちょうどこの竿をナニしたときに巻いた懐かしいフライ。

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 こんなかんじのフォルムに刈り込んである。
 私的スライダー・カット仕様。
 真っ赤などでかい目玉は、
 目玉でもあるけど左右の重量配分で水面でのフライのバランスを保つ役割を担う。

 また、
 スライダー・ヘッドなので水面でおおきなポップ音を出すというよりも、
 テイルウイングとボディ後半をやや沈め気味に浮かせて、
 ヌッヌッてかんじで水を押すような波動系。

 テイルウイングには、
 本来はスタンダード・アダムスのウイングにつかうようなヘンネックのハックルを流用。
 必殺のバンタム・グリズリーのヘンを、
 大中小あわせて合計8枚ほどパカッとひろげて。
 
 このハックル、
 ストークが極端にカールしておおきく湾曲しているのが特徴。
 なので、
 そのカーブした形状を外側に向けて巻き止めて濡らして沈めてうごかすと、
 この湾曲ハックルが水圧をちょっとでも受けるとビロンビロン大げさにバタつくという寸法。

 と、
 そんなハックルのビロビロウェーヴを最大限活かすために、
 ガーバブルバグのフォルムをたたき台にしたイッポン。

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 ボディ下部はスパッとまっ平らにトリミング。

 ディアヘアの塊を水面に叩きつけたとき、
 この形状がいちばん乾いたかんじの良い着水音がする。

 なんて能書きを開陳しつつ、

 バスバグは彫刻とちゃうねんで。
 まずなにをさておき機能あってこそのフォルムやねんで。
 じぶんの遊び心やシャレ気分や個性を、
 素材の特性を活かし利用し引き出しつつカタチにする、
 機能美の創作こそ醍醐味ですね。

 というオッサンのささやかな主張はさておき、

 このようなバスバグをつかうのではなく、

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 こんなフライとか、

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 こんなのとかティペットに結んで、

 この竿とシューティングヘッドではよ実戦投入しと~てしと~て……。
 近所のマスの川で。

 繊細なマッチ・ザ・ハッチ系ドライフライやニンフからはじまった、
 エゾリスのファーとソフトフェザーな羽根素材との組み合わせは、
 大型のヘビーウエイト・ニンフやファジーなウエットフライはもちろん、
 ありとあらゆる分野に派生して、
 今シーズンさらにおおきく飛躍できそうな予感。

 そんなこんなをとっても楽しみにして、
 そしてそれを励みに、
 24時間フルに暖房を効かせまくった部屋でせっせせっせと趣味も仕事もフライタイイング。

 と、
 そのようにず~っと独りで家に籠って作業しておりますと、
 気がダレるとたちまちストーブの温もりにとろけていきそう…迫りくる睡魔、
 そしておそろしいのは、
 とつぜんフトした拍子に襲ってくるクサクサと鬱屈した気持ちテンションがた落ち。

 そんなとき!
 ものすっっっごい寒いけど、

 長靴はいて竿もってお外に飛び出せば、
 たちまち眠気はふっとび、
 シューティングヘッドかっ飛び、
 これぞカイカン、
 気分テンカン。

 日夜キャスティングの鍛錬に励んでいるというよりも、
 志はかぎりなく低い一服がてら。
 しかし、
 とてもお手軽で時間もかからない気分転換として、
 無心で投げ遊んでいると、
 ちょっとした練習にもなるし妄想やイメージもどんどんふくらむし、
 一石三鳥のキャスティング遊び……真冬のちょっとした楽しみを見つけた気分です。

 ちなみに現在、
 我が家のキャスティング・ゲートには、
 腰くらいまで雪が積もっている。
 埋もれて投げてます。
 なので、
 必然的に腰までウェーディングして投げてるかんじ。
 ちょうどいい練習になる。
 そして、
 風が当らないので意外にもそれほど冷えにくいかんじ?
 
 





カケスとエゾリスとテンカラ毛針
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 エゾリスのファーをタッチダビングでボサボサに毛羽立たせて巻いたボディの真ん中らへんに、
 お馴染みブルージェイことカケスの肩羽根をパラッと一回転。

 ファジーなダビングボディのソフトハックルというよりも、
 テンカラ毛針伝統の素材「キジの剣羽根」に負けず劣らず、
 バリッと硬いファイバー質感のカケスの肩羽根をハックルに巻いたテンカラ毛針風。

 昨年の10月の終わりに、
 エゾリスのコンプリートスキンを販売させていただいたとき、
 ご注文をくださった方のなかに、
 「わたしはフライではなくテンカラ師なのですが……」
 とおっしゃる方がおふたりもいらっしゃった。

 ご注文をいただいた際のメールのお便りから察するに、
 ずいぶんと年季の入ったテンカラ釣り師さんであることがうかがえた。

 同好諸氏の方々からオーダーをいただくだけでも、
 毎回毎回テンション爆あがりメチャメチャうれしいのに、
 他の釣り分野の方にまで興味をもっていただけて、
 そしてご注文を頂けるなんて……もう感無量というかなんというか。

 これぞ冥利に尽きるというもの大感謝です。

 そして、
 そのようなオーダーをいただいて、
 そこに添えていただいた嬉しいお便りも愉しく拝読させていただき、
 ウルウル感激シ・ア・ワ・セ気分のまま、
 ひょいとタイイング机のうえを見てみれば、
 もっぱら額装用フルドレス・サーモンフライのスロートハックルにつかっていた、
 ブルージェイのハックルが何枚か所在なげに転がっているではないですか。
 
 ウッキウキに弾む感謝の気持ちと、
 グングン上昇していくモチベーションをいったん落ち着かせるべく、
 とるもとりあえず巻いてみたのがこの毛針。

 我が家の近所の森で拾った秘蔵の宝物カケスの肩羽根と、
 北の大地のミラクルな天然ダビング素材エゾリスの、
 特選道内産素材2種の組み合わせ。

 ここオホーツクの地から、
 ニッポンの渓流釣り文化「テンカラ」に最大限の敬愛の念を込めて。

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 さっそく釣り場に持参して、
 ポチャンと水中に投じてみれば……、

 ファー全体がとろけるように水に馴染んで、
 フワフワユラユラとなびき揺れているボディのなかから、
 鮮明な青と黒の縞模様をした硬い羽根ファイバーが数本、
 力強くスックと立ちあがって生えている。

 ナチュラル・テイストなダン色エゾリス・ボディと、
 カケスの羽根の青白黒ダンダラのファンシー模様。
 いわば対極の色調であるにもかかわらず、
 こうして流れに浮かべたり沈めたりしてみると、
 なにゆえこのように違和感なく自然に調和するのであろうか?

 なんかものすご釣れそ~ってかんじなんだけど。

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 ほとんど止水にちかい大プールのワンドの奥、
 そこにノーウエイトなこのフライをゆっくりゆっくり沈めていると、
 フライにひっぱられてジワジワと沈んでいく水面に浮いたリーダーが、
 とつぜんツッツーンと元気いっぱい引き込まれて……、

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 ほんとうは、
 新緑のころや初夏の季節、
 渓流のハイシーズンに水面あるいは水面直下を流して、
 ヤマメやオショロコマなんかを釣るのこそが、
 この蝦夷テンカラ毛針の気分。

 なんだけど、

 冬枯れの季節にディープウォーターなニンフィングにつかっても、
 なかなかの効きっぷりだった。

 お戯れのシャレで巻いたつもりが、
 すっかり本気になってしまった作例のひとつ。

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 ヘッド付近にハックルを巻くノーマルなソフトハックル・スタイルではなく、
 このように、
 ハックルをボディ中央付近に巻くのが、
 古典伝統テンカラ毛針の気分でもあり作法。

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 かんがえてみれば、
 ブルージェイの肩羽根の美しさも、
 エゾリスのファーの独特な質感も、
 ほかに代用できるものがない唯一無二の素材。

 ああ……たまらん。
 ホンマええわあ。

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